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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(51)~東庄町RC航空ショーに行ってきました!~(2010/10/22)


またまた製作日記から脱線してしまうのですが、旬の話題として「第2回東庄町RC航空ショー」のお話を書かせ ていただきます。
私のブログと一部重なる部分もありますが、なるべく違う情報を載せますので、そこは勘弁してください。

開催日は平成22年10月11日体育の日でした。
東庄町は千葉県の北東部に位置しています。
ちょうど銚子市の隣の町で、利根川の河川敷を使って町民の方々が「町おこし」のために航空ショーをやろうと いう企画です。
3連休の最終日ということで、みなさんレジャーに出かけていないか心配でしたが、それ以上に前日、前々日の 大雨で河川敷のコンディションはぐちゃぐちゃでした。
幸い、滑走路部分だけは防水シートをかけてラジコン機が離陸できるようになっていました。



午前8時ごろ会場に到着しましたが、すでに出場機がぞくぞくと集まっています。
ガソリンエンジンを積んだ大型のアクロ機が目立ちます。



会場に早く着いたせいか、一番前の場所が確保できました。
いつものフライトに使う折りたたみイスを出して、朝食を食べて・・・。
もう遠足気分です!



なにやら大型のゼロ戦が2機待機しています。
とても気になります。
早く飛ばないかな~!



観覧席を確保したので、次は出店ブースを見に行きます。
前日までの大雨の影響で、地面はぐちゃぐちゃです。
RC航空ショーのブログで「長靴で来た方が良い」と書いてありましたがまさしくそのとおりでした。
大きく別けて会場の左側が模型関係のブースで、右側が食料やお土産が買えるブースでした。



これは模型店のブースです。
何やら昔懐かしい物や中古の部品が格安で売られていました。



この子ですよ~。
小学校1年生。若干7歳で大型のアクロ機を自由自在に扱ってしまう子は。
お父さんも有名なアクロフライヤーで、休日ともなると親子でラジコンを楽しんでいるそうです。
私もライターのはしくれ、早速お父さんにインタビューしてしまいました。
Q「この大きな機体はどうやって運ぶのですか?」
A「普通のワンボックスカーに乗りますよ」
Q「普通の家の玄関から入りそうもないのですが、家ではどのように保管されているのですか?」
A「郊外に住んでいるもので、土地が広くて母屋の隣に作業小屋があって、そこに保管しています」
う~ん・・・本格的にラジコンをやるなら郊外に引越しですね。
Q「お子さんの操縦がすばらしく上手ですが、どうやって指導されているのですか」
A「教えていません。自分の後ろや人の頭の上は飛ばさないようにとは言っていますが、後は教えていません」
Q「え~どうやって覚えたのでしょう」
A「シミュレーターをなるべく実際の飛行と同じように設定して、後は子どもが一人で練習していました」
やはり、天性というのでしょうか。親のDNAなんでしょうか。上手い人は上手いです。
まいりました。
最後にひとこと、意地悪なことを聞いちゃいました。
Q「ご家族のRCへの理解はいかがでしょうか」
そしたら、にこっと笑いながら
A「最初は大変でしたが、今は認めているようです」
そうですか、そうですか。
RCという共通の趣味がある素晴らしい親子でした!



地面近くでトルクロールをしながらスモークを出しています。
これが「忍者」というマヌーバーだそうです。
ちなみに写真に写っているオレンジ色のウインドブレーカーを着た人が操縦している訳ではありません



大型アクロ機が地上スレスレで演技しています。
エルロンの舵角がすごいですねぇ~。
ちなみにパイロット人形は発泡スチロールの上に塗装していました。



スモークを出して下向きロールからフラットスピンに入れてコブラロールへ・・・。
もう上手いをとおり越して、呆れて物も言えません。



大型アルティメイトの華麗な演技です。
写真では1機しか写っていませんが、会場では滑走路に2機置いて、音楽に合わせて同時に反対方向に離陸して いきました。
パワーがあるのでフォローでも離陸しちゃうのでしょうね。



こちらはいわゆる「赤ラマ」です。ジェットエンジンでタービンを回しているそうで、キーンと甲高い音を立てて いましたが、グローエンジンに比べるとはるかに静かです。



メーカー(HIROBO)の展示飛行です。電動です。アナウンスでは「12セル500mAh」と言っていましたが、たぶん 5000mAhの間違いだと思います。
F3C界も電動の普及率が60%だそうです。振動も少ない分、ジャイロの設定もかなり煮詰められるのだと思い ます。
F3Cのパターンを見せていただきましたが、大空でダンスを踊っているような雰囲気でした。
私には絶対出来ません。



オールドタイマーの優雅な飛行です。
派手なアクロが続いたので、少しホッとした時間でした。
なごやかで癒される瞬間でした。



こちらもメーカー(HPI)の展示飛行です。
発泡ですが、EPPよりも改良された素材のようです。
スロテッドフラップと大きなタイヤが特徴的です。
滑走路の状態が悪くても全然問題なく飛んでいました。



YAMAHAの産業用ヘリです。
2機のR-MAXが農薬散布(この日は水)のシミュレーションを見せてくれました。
2人のフライヤーの気が合っていて、まるでシンクロナイズドスイミングを見ているようでした。



今日のハイライト!
F-15イーグルです。
本物のジェットエンジンを積んでいて、豪快なスピードで大空をカッ飛んでいました。
あれだけのハイスピードターンをしたら、おそらく10G以上はかかっていると思います。
機体にはカーボンやケブラーなどの複合材が使われているのでしょうか。
とにかく、機体強度の設計の仕方が根本的に違うのでしょう。
着陸の際は、フラップや車輪の出方を目視で確認してから降ろしていました。
こういう所は見習うべきです。




サプライズで実機も飛来しました。セスナの300番台(310~)でしょうか。
飛行許可を得て、かなり低く飛んでくれました。



こちらも実機のパイパーチェロキーです。
2機編隊を組んで飛んでくれました。
もうパイロットの表情まで見えるくらい近い距離です。



最後に東庄町のお土産をご紹介します。
豚ホルモンの「シゲっちゃん」です。
塩ダレと味噌ダレの2種類が合って、それぞれ500円でした。
こんなに素晴らしいRC航空ショーを見せていただいて会場までのシャトルバスは、なんと観光バスです。
町役場の駐車場は広くて、役場のトイレもホテル並みに綺麗でした。
いくら「町おこし」と言っても、これだけのショーが無料で見られるのですからたいしたものです。
感謝を込めて、思わず「シゲっちゃん」を2つ買って帰路に着きました。
もちろん来年も行きますよ!


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