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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(34)~バルサキットを作ろう!③~(2010/06/25)

今週でバルサキット、ツインプラム号の製作は、3回目になります。

今週は、バルサのサンディングと主翼部分の補強と、フィルム貼り前の下準備をします。まずは、一番面倒くさいサンディングのコツですが
①削れなくなったら、サンディングペーパーを小まめに新しいものと交換する。
②サンディングボードはあまり力をいれず、バルサ材に密着させて使う。
③一度に削ろうとせず、少し削っては電気掃除機でバルサの粉を吸い取って
小まめに削れ具合を確認する。
 こんなところでしょうか。
 なお、サンディングボードは自作にせよ市販の物を使うにせよ、絶対に必要です。サンディングボードが無いと、正確なサ ンディングは出来ません。



先週の復習からです。翼端ブロックは、ある程度カッターで荒削りしておいてから、セメダインCを使って翼端に接着します 。接着剤が乾くまでは、マチ針を刺して固定しておきます。セメダインCは、セルロース系の接着剤ですから
①多少多めに使っても重くならない。
②透明で乾燥後には跡も残らない。
③乾燥後はサンディングが効く。
などの特徴があり、バルサキットの製作には、とても重宝します。



160番位のサンディングボードで、ざっと削ってみました。まだ削り足りないのですが、設計図とにらめっこしながら、少 しずつ削っては確認作業を繰り返していきます。



翼端ブロックの整形が完了したら、主翼を結合します。この場合の接着剤はエポキシ系を使用します。エポキシ系の接着剤は 肉盛りが効きますので、多少隙間が出来ても充填効果があります。また、独自の粘性がありますから離着陸のショックに強い です。主翼中央部のプランク材は、双発のモーターの配線終了後に接着します。



エレベーター材のヒンジラインをVカットに整形します。「Vカットもされてないの?!」と、驚かれた方もいると思います が、そのとおり!カットされていません。当時は、モデラーが自分でするのが当たり前だったんですね。



ラダーも写真のようにVカット部分をサンディングします。卒倒しないでくださいね。まぁ、ここまで作ると愛着も涌いてき ますから!



垂直尾翼の角も、小さなサンディングボードで回り込むようにして丸く削ります。



水平尾翼全体にも、大き目のサンディングボードで、あまり力をいれずに、まんべんなくザンディングして段差を取ります。



水平尾翼の前縁部分も、空気抵抗を減らすために丸く整形します。



胴体の角の部分も、均一に丸みを持たせます。



胴体の底面部分の角も丸みを持たせます。とにかくRが均一になるように整形するのがコツです。



少し削っては確認、また少し削っては確認を繰り返します。サンディングで削った木の粉は、そのつど掃除機で吸い取ります 。



ナセルの角にも丸みを持たせます。ナセルは注目されやすい部分なので、手を抜かないように、丁寧にサンディングしていき ます。



サンディングが終わったら、主翼の中央部と翼端部を接合した部分をマイクログラスで補強します。マイクログラスを普通の ハサミで切ると、縫い目が攣ってしまいますから、写真のような回転式のカッターで切ります。



回転式カッターを使ってマイクログラスを短冊状に切りました。主翼の上下・左右で、計4枚切り取ります。



マイクログラスを主翼の接合部に置いたら、瞬間接着剤で貼っていきます。これで主翼の接合部はガチガチに固まります。



胴体・主翼・尾翼の表面全体に薄く塗装します。これは、バルサに貼るフィルムの食い付きを良くするためとバルサ材そのもの を硬く引き締める効果があります。サンディングのバルサ材の表面には、掃除機で吸い取っても、多くの木の粉が付いていま す。そのままフィルムを貼るとバルサ表面の粉が邪魔をしてフィルムが剥がれやすくなります。私は、たまたま手元にストッ クしてあったエンジンカラーのクリアを使いましたが、電動機の場合はクリアラッカーでもかまいません。



不要になった適当なお皿を使って、エンジンカラーとシンナーを調合します。混合比は、いつも適当で測ったことがないので すが、1対10以上かな?かなり薄目でビシャビシャの状態です。最後まで塗り終わった時点で、軽く筆に粘り気を感じるく らいです。



それでは主翼のプランク材の表面に塗ってみましょう。刷毛を使って一方方向にサッと塗ります。あまり反対方向にネチネチ 返してはいけません。厚塗りをするとフィルムを貼った時に、フィルムとバルサ表面に挟まれた空気の逃げ場が無くなるので 、あくまで薄くサッと塗ります。



胴体にも塗っておきます。バルサの表面が飴色に変色して、なんとも言えない雰囲気が醸し出されてきます。



ツインプラム号のすべての部品の塗装が完了しました。ふかふかだったバルサ材も、強度が増してカンカンになった感じが体 験できると思います。

これで、フィルム貼りの下準備はすべて整いました!
来週はフィルム貼りをしていきたいと思います。

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