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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(30)~モーターグライダーの修理&メンテナンス②~(2010/05/28)

先週に引き続き、今週もモーターグライダーの修理を続けます!
前回で、ほぼ胴体の修理は完了したように見えます。が、空物のラジコンですから、一旦手を離れたら着陸するまでどうにも なりませんので、念には念を入れて考えられる部分は全てチェックしておきます。



スピンナーとプロペラが汚れていたので、分解してみました。そうしたら・・・。え~田んぼの泥の塊が出てきました。これ じゃあ、いくらターボスピンナーでも、冷気がモーターに流入しません。



スピンナーとプロペラを中性洗剤を使って泥を洗い流します。日陰でよく乾かしたら、スピンナーをコンパウンドで磨きます 。



アンプ、受信機、スピンナー、プロペラなどを元通りに組みなおして完成です!スピンナーを良く磨いたので、ピカピカの新 品同様に蘇りました!^^;



次は、壊れた主翼のフィルムを剥がします。バルサの破片は再利用出来ますから、できるだけ取っておきます。翼端は無事だ ったようで、そのまま使います。中央翼も半分は使えますので、修理は思ったよりも楽に仕上がりそうです。



主翼を壊れた部分と無事な部分とを切り分けます。なぜ中央部で切断しなかったかというと、胴体に接続する部分をそのまま 生かしたかったからです。



ピラニアンソーでカットした断面を、サンディングボードを使って綺麗に整形します。断面が綺麗に出たら、リブの翼型を復 元することが出来ます。



フィルムを剥がした後に顔料が残った部分は、セロハンテープを使ってきれいに剥がします。この後、同系色のフィルムを貼 るのであれば、顔料が多少残っても気にすることはありません。



プランク材に亀裂が入った部分には瞬間接着剤を流します。また、穴が開いてしまった部分は、四角形に切り取ります。



四角く切り取った部分に合わせてバルサ辺を挿入し、瞬間接着剤を流します。接着剤が乾いたら、サンディングボードで整形 すれば、段差は無くなります。



残った主翼を元に、各部の寸法を測定して、簡単な設計図を書きます。



壊れたリブの破片を復元して翼型を取り、2mmバルサからリブを切り抜きます。



切り取ったリブには、当然段差が出来ますから、写真のように待ち針で重ね合わせて、サンディングボードで整形します。



後縁材の肉抜きを再現します。最初はルーターで穴を開けていたのですが、穴が大き過ぎたので、スピンナーにサンドペーパ ーを貼って、手動で穴を広げてみました。



スパーとスパー補強材です。こちらも壊れていない翼から寸法を測って、スクラップバルサから復元してみました。



DIY店で入手した石膏ボードの上に、設計図をマスキングテープで貼り、その上にサランラップを貼った上で、主翼を組み 立てます。石膏ボードはマチ針が刺さり易いので重宝します。サランラップは、はみ出した接着剤が、設計図に付かないよう にするためです。



接着面積の広い部分はセメダインCで、スポット接着は瞬間接着剤でと、用途に分けて接着剤を選んで使います。



オリジナルのプランク材は1mm厚でした。手持ちのバルサ板は1.5mmしか無かったので、サンディングをして1mmまで 落としました。セメダインCが乾くまで、プランク材をマチ針で固定します。



接着剤が乾いたら、サンディングボードで整形します。セメダインCは瞬間接着剤ほど硬化が速くありませんが、セルロース 系なので、乾くと透明になるしサンディングも効くので意外と重宝します。
これで主翼は、ほぼ生地完成となりましたが、このまま左右の翼を接続はしません。その辺の詳しい解説は、また来週お話し ます!


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