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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(560)~パイパー・ポーニーの製作③~     (2020/08/21)

ナベさんのプロフィール

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相変わらず暑い日が続いていますね。
テレビのニュースでは熱中症で緊急搬送される人が多く、不要不急の外出は避けるようにと、また、室内にいてもエアコンを掛けて水分の補給を十分にするよう報じられています。
中にはエアコンの電気代と熱中症の治療代を比較して、電気代を節約しないよう呼び掛けている番組もありました。
そんな訳で、暑さの苦手な私は相変わらず室内でパイパー・ポーニーの製作を進めているのですが、室内にいるとどうしても運動不足になりがちです。
私の場合は気が向くとYOUTUBEでラジオ体操を検索して、ガチャピン・ムックと一緒に体操をしているのですが、どうやらその程度の運動量では追いつかないようですね?!^^;

さて、余計なことを言ってないで今週もパイパー・ポーニーの製作を進めます。



HANGAR9のパイパー・ポーニーを作ることになったので、これを機にホライゾンホビーについて、ちょっと調べてみたいと思います。
説明書を見ると、住所は4105Fieldstone Road Champaign Illinois 61822 と書かれています。
英語の住所は日本語と逆に表記されますから和訳すると
イリノイ州 シャンペーン郡 フィールドストーン通り4105 というとこですかね。
シャンペーンというのは残念ながらお酒の名前じゃなくて、どうやら都市の名前のようです(笑)。



イリノイ州って、だいたい何処にあるんだろうと思い、地図で探してみました。
ん~工業都市シカゴ市がありますから、かなり大規模な経済地域のようです。行ったことないですが・・・。
あらあら、近くに五大湖もありますね、
といってもアメリカの地図の縮尺の感覚が分かりませんから、どの位近いのかもさっぱり分かりません(笑)。
まぁ、この辺にホライゾンホビーの本社があるということで。キットは賃金の安いアジアのあたりでつくってるんでしょうね、きっと!^^;



組立説明書はまるで本の様に厚いです。
これだけで売れそうですね。



内容は、とても詳しく書かれています。
アメリカは訴訟社会ですので、ちょっと機体に不都合が表れると「説明が無かった」とか「書いていない」とか始まっちゃうんでしょうね。

掻い摘んで読むと
〇サーボマウントは接着剤が付きやすいようにサンディングボードで荒らしなさい。
〇接着剤は30分エポキシを使用しなさい。
〇シャープペンシルを使ってサーボマウントの穴からマウントビスの位置を書き込みなさい。
〇2mmのドリルを使って、あらかじめビスの穴を開けなさい。
などと、細かく指定されています。
使用するドリルの径まで指定されているのには驚きました。



更に続きます。
〇穴を開けたら、穴がグスグスにならないように瞬間接着剤を2~3滴たらしておきます。
2~3滴って、瞬間接着剤の量まで指定されているんですね(笑)。
いや~まいりました。私のラジコン日記も、かなりていねいに書いているつもりでしたが、上には上がいるものです(笑)。

アメリカは多民族国家ですから文化や習慣の違いもありますので、たぶんここまで事細かく説明しているんでしょうね。 ビックリしました。



それでは私も初心に帰ってマニュアルどおり作ってみましょう。
シャープペンシルの芯を長めに出して、サーボの穴からビスの位置をマウントに書き込みます。



バイスを使ってマウントに穴を開けます。 ドリルの直径は確か2mmでしたね(笑)。
でも、これをやっておくとマウントが割れるのを防止できますからね。
「急がば周れ!」ということでしょうか。



おっと、瞬間接着剤を2~3滴たらす写真を撮り忘れてしまいました。
ビスがキツ過ぎるようなら、マウントが割れる前にバイスで穴を広げます。



水糸と重りを使ってエルロンサーボのリード線を主翼内に通します。
パイパー・ポーニーは主翼が厚いので、意外と簡単にリード線が通ります。



こんな感じで無事にリード線が通りました。



エルロンサーボとフラップサーボを取付けました。
ここまで順調に製作が進んでいます。
「問題が発生した時のナベさんの反応が面白い」とよく言われますが、そんなことないですよ! 順調が一番です(笑)。



左右の主翼のエルロンサーボとフラップサーボを取付けました。
コネクターもフィールドで配線ミスをしないようにシュリンクチューブで色分けしました。



左右の主翼を並べて眺めていたら、フラップホーンの位置の違いに気が付きました。
ん~なんだろう?
お風呂に入っている時間にしばし考えたら分かりました!
要するにこのキット、デュアルエルロン・デュアルフラップを想定していないようです。昔のように二股ハーネスを使ってフラップサーボを取付けるために左右の翼ともフラップサーボの位置と方向が同じなんです。



さて、どうしようか。 せっかくデュアルフラップの設定をしたのに、また二股ハーネスに戻すのもつまらないし・・・。
ということで、ここは変則的ですがデュアルフラップを設定したまま、一方のフラップサーボの動作方向をリバースにして乗り切ることにしました。



サーボホーンの動きに問題がないのでリンケージロッドを取付けます。
今回のパイパー・ポーニーはエンジン機仕様にしますので、クレビスが外れないように燃料パイプを輪切りにしてクレビスに通します。



次は主翼の接続です。
カンザシは良質なカーボン製のものが2本付いています。なにしろスパンが2m以上ありますから、なかなか良心的な設計ですね。



次はカンザシを受ける胴体側を見ます。
写真では分かり辛いのですが、グラスファイバー製の筒状のものが仕込まれています。
この辺も大変良心的です。
私事ですが、以前飛ばしていたパイカブJ-3が、この部分がベニヤの四角柱構造だったので、飛行知友にエンジンの振動と接着剤の劣化により分解し、墜落してしまったことがあります。
ですから、読者の皆さんは、この個所は必ず確認して不安要素があれば補強してください。



主翼前縁のノックピンを挿入する穴の大きさを調整します。



胴体の裏側です。
こちらも主翼固定用ビスの通る穴の大きさを調整します。



主翼を胴体に取付けました。
穴の大きさを必要最小限にしたのでガタもなく、非常に精度良く取付けられました。



HANGAR9のキットを始めて製作して、その精度の良さと痒い所に手が届くような作り込みに感心させられました。
特にエレベーター、ラダー、エルロン、フラップなど、すべての動翼のホーンが最初から取り付けられていたことには驚きを禁じ得ません。

『これって、世界中のモデラーを甘やかすことになるんじゃないか?!』
と、妙な勘繰りを入れたくもなります(笑)。




それではまた来週! (^o^)/~~


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