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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(540)~ショートツカーノの製作②~  (2020/04/03)

ナベさんのプロフィール

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いよいよ今週からショートツカーノの製作を開始します。10年間、倉庫で放っておいたのでフィルムがたるんでいるかと思ったら、そうでもありませんでした。フィルムのたるみって、主に紫外線や太陽光の熱で起こるようですね。その代わり、湿気のせいで飛行機の表面にカビが生えていました。 汚い話で恐縮ですが、今回はカビの除去作業から始めたいと思います。



まずはFRP製の胴体の表面から。こちらは塗装面ですから金属磨きで有名なピカールをウエスに付けて磨きます。最初は目立たない裏面から試してみたところピッカピカになりました!これに気を良くして胴体全体を磨きます。



次はエンジンのカウリングです。この部分は飛行機の一番目立つ部分ですから手を抜けません。何度もていねいに磨いては拭き取り、また磨いては拭き取っていたらピッカピカに仕上がりました。
「何しろ10年前の古いキットだからなぁ」なんて思っていたのですが、私の中で何かが変わりました!
「この飛行機、もしてして良いかも!!」



主翼のフィルム表面にもカビが生えています。アルコールで拭いてみたのですがカビの根っこの部分までは除去できません。



エルロン部分にもカビが。保管状態が良くなかったのか、10年も放っておかれて飛行機もへそを曲げたようです。



こちらもウエスにピカールを付けて軽く表面を拭いたらこのとおり、ピッカピカになりました。
さすが金属磨「ピカール」、恐るべし!



主翼の裏面もピカールで磨きます。もう、この頃になると要領を得て、気分はルンルンです。



キャノピーも透明度がいまいちだったので、表も裏も磨きます。磨き終わった後は、中性洗剤で洗ってから、しばらく陰干しをしました。



リンケージロッドもピカールで磨いたらこのとおり。かなりの錆が落ちました。



ロッドアジャスターは左右均等に調整シロが取れるように、ネジ山の中央でロックナットで止めておきます。



4本のロッドアジャスターを掃除して、エルロンとフラップのホーンも用意してリンケージの準備をします。



エルロンとフラップを収納するサービスハッチを開けてみました。
エルロンもフラップも舵の中央寄りでリンケージした方が剛性感が上がりますので、この仕様で進めようと思います。



ホーンの開口部のフィルムを半田ゴテを使って溶かします。この辺は定番の作業なのでチョロい(死語?)です。



あれれ! メーカーが間違ってフィルムを裏返しに貼ってあります。グレーのフィルムのストックはありますし、裏面なら多少色が違っても目立ちませんからフィルムを貼り変えることにします。



手持ちのオラカバグレーを貼ってみました。若干色が違っています。
後から考えて、ようやくメーカーの考え方が判りました。
私たちは複数のエルロンサーボやフラップサーボを使用する場合、送信機のデュアルエルロンやデュアルフラップ機能を使って、左右対称的にリンケージをします。ところが、昔の中国メーカーの多くは二股ハーネスを使ってリンケージをすることを想定していたのです。
エルロンサーボの場合は左右逆の動きをしますから対照的に配置できるのですが、フラップは同じ動きをしなければならないので同じ方向に(左右非対称に)配置するのが前提になっていたのです。
私の場合は、このままデュアルエルロン・デュアルフラップ仕様で製作を進めます。



サーボのリード線の長さを確認します。
フラップサーボはそのままの長さで使えそうです。エルロンサーボはフラップサーボのリード線に合わせて延長する必要がありますね。



早速、エルロンサーボのリード線をカットして延長します。



シュリンクチューブを忘れずに挿入してから、リード線同士をハンダ付けします。



リード線のハンダ付けが終了したら、受信機とバッテリーを接続して動作確認をします。
今回も正常に動きました!


それではまた来週! (^o^)/~~


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