「ナベさんの気ままなラジコン日記」(518)~オテンバの製作⑭~(2019/10/25)
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台風により被害に会われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
ナベさん
前回、待望のオテンバが生地完成になりました!
そこで、次の段階として今週はオテンバの下塗りを行います。
「えっ? フィルム貼り仕上げでも下塗りは必要なの?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、下塗りの長所としましては以下のことが考えられます。
〇バルサ材の硬度が高くなる。
バルサ材を触ってみると分かりますが、通気性があって柔らかく、全体的にふかふかしています。これが機体全体の剛性や舵の切れに影響してきます。
塗料は接着剤と似たような性格ですから、シンナーで薄めてバルサの内部に浸透するように塗ります。塗り終えたバルサ材は手で触ってみるとカンカン(感覚的な表現ですみません!)になります。
〇フィルムが剥がれにくくなる。
バルサ材の表面をいくらていねいに拭いても、バルサの粉が残ります。残った粉はフィルムの接着面に付いて、肝心のバルサ材が付く面積が減ってしまいます。ただし、あまり厚く塗り過ぎると、表面の空気の逃げ場がなくなり、フィルムに気泡が出てしまいます。
それでは下塗りを始めましょう。
エルロン材の目立たない部分に左右を判別する文字を書いておきます。
左にL、右にRと書いておきました。なお、上翼と下翼はエルロンの形状が違いますから判別出来ると思います。
今回の下塗りの道具です。
最近、東邦のエンジンカラーのクリアとエンジンシンナーは入手が困難だと聞きます。入手出来ないようでしたらDIY店で売っているクリアラッカーとラッカーシンナーでも代用できます。
瀬戸物(別に瀬戸物でなくてもいいのですが!^^;)の器の中にエンジンカラーを適量注ぎます。
私の場合、ビンの口周辺に垂れた塗料は、シンナーの付いた刷毛で溶かしてからウエスで拭いておくのですが、どうも次回には硬化してしまって蓋が空かなくなってしまいます。
何か良い方法はありませんかね?!
次はエンジンシンナーです。
かなりジャボジャボ入れています。最初は薄すぎたかなぁという感じで、途中から丁度よくなって、最後はシンナーを継ぎ足そうかなぁと思っているうちに塗装が終了します(笑)。
塗料とシンナーを刷毛でよく混ぜます。
刷毛も、前回シンナーでよく洗っておいたのですが硬くなっていますので、よくほぐします。
まずは胴体から塗ってみます。
最初は目立たない部分から試し塗です。機首から尾部にかけて一筆で塗ります。最初はシンナーで薄くなっていますから刷毛の滑りもよく、サッと濡れます。
こんな感じです。塗料が薄いので、バルサの内部に吸い込まれていきます。
バッテリーハッチも忘れずに(笑)塗ります。
表を塗って、乾かしてから裏も塗るといった具合です。
主翼も中心から外側に向かってなるべく一筆で塗ります。塗装が汚くなるので反対方向に返したり、コネ回す様な事はしないですね。
翼端とリブキャップも忘れずに塗ります。
これは左側のエルロン材ですね。
表面を塗って、乾いたら裏面を塗る。といった感じです。
左のエルロン材が乾くまでの間、今度は右のエルロン材を塗ります。
次は水平尾翼の塗装です。
リブに沿って縦方向に塗ります。
次はエレベーターの塗装です。
特に解説するようなことはありません。ひたすら単調な作業です(笑)。
次は垂直尾翼です。
部材が小さくなると、持つ所がなくなってきますね(笑)。
最後にラダーを塗って終了です。
表面を塗ったら塗料を乾かして、次に裏面も塗ります。
塗装自体の作業時間はそれほどかからないのですが、塗装の準備と乾かす場所の確保が意外とかかります。
塗装はシンナーの匂いが発生します。私は田舎の一軒家に住んでますので問題ないのですが、(そう思っているのは私だけかもしれませんが?)マンションにお住まいの方などは難しいと聞きます。
ARF機が流行るのも分かりますよね!
それではまた来週! (^o^)/~~
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