「ナベさんの気ままなラジコン日記」(485)~ズリンZ-50の製作④~(2019/03/08)
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さて、先週、主翼の製作がほぼ完成しましたので、今週は尾翼を組み立てていきます。
まずは垂直尾翼を胴体に取り付けます。カッターの刃を新しくして接着面のフィルムをていねいに剥がしていきます。
垂直尾翼を胴体に差し込もうと試したら、胴体の溝が狭くて入りません。
「なんなんだよ!」と思いながらも気持ちを切り替えて、バルサ材の挿入部をサンディングボードを使って削ります。
さらに高さも高過ぎて隙間が出来てしまいますので、こちらもカッターで削って高さを調整します。
「今度はどうだ? 入るか?」
一度に削り過ぎるとガタが出ますので、少しずつ調整していきます。
何度かCut & Tryした結果、隙間もなく無事に入りました。
垂直尾翼を接着する前に、後方から見て垂直に立っているか目視で確認します。
「気持ち左に傾いている気もするが・・・こんなもんか!^^;」
各部の調整が出来て、問題のないことが確認されるまでは接着はしません。
次に垂直に水平尾翼を挿入します。
部材の表面に接着剤や油脂が付着していましたので、アルコールを湿したティッシュで拭きとります。
更に、弛んでいたフィルムをアイロンで加熱してシワを取ります。
水平尾翼を胴体に取り付けようと思ったのですが、胴体に挿入する溝が見つかりません。
胴体を太陽光に当てたり、たぶんこの位置だろうと思うところをマチ針で突いてみても見つかりません。
ほとほと困って実機の写真を見てみたら・・・判りました!
ズリンの水平尾翼って、胴体に接続されているのではなく、垂直尾翼に付いているんですね! 極端な言い方をすればX(エックス)尾翼だったんです。
強度的には胴体に着いていた方が有利だと思うのですが、プロペラ後流の影響でも出たのでしょうか。どうしたもんでしょう。
垂直尾翼を太陽光に透かしてみたら・・・ありました。ありました。水平尾翼の入るスリットのようなものが(笑)。
実機の写真を見ながら位置を確認して、恐る恐るフィルムをカットしてみます。
なんか形状が違うような気もしますが・・・。
水平尾翼を挿入してみたら・・・やはり隙間が出来ました。しかも、水平尾翼の前縁部分が斜めにカットされています。
「今日びのARF機って、こんなもんかい! 」と苦笑しながらも、こんなことでへこたれません。
「隙間があるのなら、詰め物をするだけさ!」という訳で、手持ちのスクラップバルサの中から使えそうな物を探してきました。
垂直尾翼の厚さが7mmだったので、とりあえず4mm厚と3mm厚のバルサ板をセメダインCを使って接着します。
接着剤が硬化したら、スリットの角度に合わせて斜めにサンディングします。
バルサ材をスリットに入れてみます。
何度かのCut & Tryの結果、ぴったりと収まりました。
次は水平尾翼の前縁のカーブに合わせてバルサ材を整形します。
なんかARF機とは思えないくらい地道な作業です(笑)。
出来ました!
なんとなく良さげです!^^:
試しに水平尾翼を挿入したらぴったりでした!
バルサの隙間材がみえてしまいますので、フィルムの端材を貼り付けます。
フイルムはオラカバのイエローを使ったのですが、色が微妙に違います。どうやらズリンの黄色はレモンイエローに近いようです。
フィルムを貼り終えたら、ハンダゴテを使って余分なフィルムを取り除きます。
いい感じで前縁のカーブが再現できました。こうなると返ってフィルムの色の違いが気になります。
キットメーカーさん! 修理用に少しサンプルフィルムを入れておいてくれると助かるのですが。
それではまた来週! (^o^)/~~
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