「ナベさんの気ままなラジコン日記」(453)~デカスロンの製作⑥~(2018/07/20)
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先週でエルロンのリンケージが完了しましたので、今週は水平尾翼と垂直尾翼を取付けます。
『取付ける』と一言でいっても、そこは某国の大型機ですので、何かと事件が発生します(笑)!
まずは水平尾翼のフィルムをはがすところから始めます。
周囲の寸法を測って、中央の位置から攻めていこうと思ったのですが、そこは精度がアバウトですので簡単に割り切れません(笑)。
仕方がないので水平尾翼をカッターマットの方眼に合わせて中心線を決めていきます。
水平尾翼のヒンジラインをカッターマットの方眼の目に合わせてマスキングテープで固定します。
次にヒンジラインの中央から垂直の方眼の目に合わせて曲尺を置きます。
曲尺がズレないように慎重に押えながら中心線を引きます。
まずはこれが基本の線になりますので、そこから胴体との接点や境界線を決めていきます。
そうすれば水平尾翼の形が左右で微妙に違っていても、胴体の中心線と水平尾翼のヒンジラインは直交していますから、基本的なシンメトリーは合うのかなぁと?!
あくまで『希望的観測』ですが!
一旦、水平尾翼を胴体に差し込んで、胴体と尾翼との境界線を引きます。水平尾翼を引き抜いたら境界線の内側からフィルムをカットします。
この辺りは水平尾翼が大きいだけで、やることは普通のモデルと変わりません。
もう一度水平尾翼を胴体に差し込んでみたところ、胴体との隙間が大きくてガタガタです。これはエポキシ系接着剤を多量に塗ってごまかせる隙間ではありません。
隙間は0.数ミリなのでベニヤ板もバルサ板も使えません。
『帯に短し襷に長し』といったとこです。
とりあえず、接着面の形状だけでも写し取っておきます。
いろいろと思案の結果、手持ちのカーボン板にちょうど良いものがありました! 『ただの隙間を埋めるためにカーボン板を使うのかよ、もったいない』 と思ったのですが、手持ちの材料としてはこれしかないので使うことにしました。 先ほど型を取ったトレーシングペーパーに合わせてカーボン板をカットします。
カーボン板はエポキシ系接着剤を使うと簡単にはがれてしまうことがありますので、今回は瞬間接着剤を使うことにしました。
ティッシュで押えて瞬間接着剤が硬化するのを待ちます。
フィルムの中央部をカットしたせいか、もうフィルムが弛み始めています。
水平尾翼を胴体に接着します。
カーボン板で隙間を埋めたせいか、今度はしっくりと挿入できました。
大型機でエンジンの排気量も大きいのでエポキシ系接着剤を多めに塗っておきます。
周辺をマスキングテープで養生していますから、それほど汚くはみ出ることはないと思いますが。
エポキシ系接着剤を塗ったら、接着剤が硬化する前にドライヤーで熱風を当てて接着剤を奥まで染み渡らせます。
ここで接着剤が完全に硬化するまで、一晩放置します。
翌日、日付が変わって・・・(笑)。
水平尾翼がしっかりと接着されているのを確認したら、エレベーターを取付けます。
ヒンジの位置が決まったら、ペンで書き込んでいきます。
エレベーターを差込み、ヒンジに問題がなければ、上から瞬間接着剤を少量垂らした後アルコールを湿したティッシュでペンの跡をふき取ります。
ラダーも同じ要領でヒンジの溝をカッターで入れていきます。
こちらもまた、同じ要領でラダーを取付けていきます。
ヒンジの位置を合わせたり、ペンで印をしたり、垂直尾翼とラダーの模様の位置を合わせたりと当たり前の事なんですが、機体が大きいので作業は大変です。
写真は胴体を逆さまにして作業をしているのですが、作業スペースがないと胴体をひっくり返すだけでも大変です。
いやはや、もう大型機を作るのは止そうと毎回思うのですが、気が付くと作り始めている自分がいます。
それにTL-2000の例もあって、『作ったはいいけど車に乗らない』という大失態をしでかした過去があります。
『このデカスロン、はたして車に乗るのだろうか』と一抹の不安を浮かべながらも製作は進んでいきます。
まるでコントですね!^^;
それではまた来週! (^o^)/~~
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