「ナベさんの気ままなラジコン日記」(434)~OMEGA-Eの製作⑧~(2018/03/09)
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今週はモーターをはじめとしたパワーユニット周辺の工作をします。
これが噂? のケースドアウターランナー、ROTONの200W/10です。
モーターには取付けビスの位置を表示したシールが付属しています。
右側に写っているドーナツ状の胴枠はオメガ-E付属のモーターマウントでグラスファイバー製です。
モーターマウントにモーター取り付け穴が開いていない場合、このようなシールがあるととても便利ですね。
モーターの消費電流の設定値を20Aとしましたので、アンプは余裕をもってサンライズの30Aを使用しました。
モーターにアンプ、受信機、リポを接続して動作確認します。
新品とはいえ10年近く放っておいたモーターですので心配していましたが、振動もなく静かに回ってくれました。
さて、いよいよモーターマウントに例のシールを貼ってドリルで穴を開けます。
穴が開いたのでビスを通してモータに取付けてみたら、ビスが長くてローターに当たってしまいました。
これではモーターが回りません。
適当なサイズのビスが見つからないので、ビスをカットすることにしました。
まずはモーターの正面からローターまでの奥行きを測ります。
それからモーターマウントの厚さを測ります。
これらの長さを合計すると適正なビスの長さが算出されます。
ルーターをつかってビスを切断します。
すぐ近くに掃除機の吸引口をガムテープで固定して金属粉が飛び散るのを防いでいます。
カットしたビスの切断面をヤスリで整形したらモーターに取り付けます。
今度はちょうど良いようです。
モーターマウントを胴体に接着します。
はじめは瞬間接着剤でスポット接着した後、スーパーXを使ってがっちりと接着します。
通常よく見かけるモーターグライダーはグラスファイバーの胴体にベニヤ製のモーターマウントが接着されているのですが、オメガ-Eの場合は胴体機首部の内側にリングが接着してありモーターマウントが前方にすっぽりと抜けるのを防いであります。
さすがヨーロッパ本場のグライダー! よく考えられています。
モーターを胴体に取付けます。
胴体が細く、モーターが取付け難いのでDIY店で出来るだけ長いビスを購入して、写真のようにモーターを前方に引き出します。
モーターをビスで固定したら、ひとつずつビスを外してロックタイトを塗り、再度ビスを締め直します。
モーターマウント前面からもビスに付かない程度にスーパーXを塗っておきます。
ネットでROTON200W/10のデータを見つけたのでご紹介します。
表題部を見ますとaccu/Lixx: 2-4と書いてありますから、このモーターはリチウム系のバッテリーを2セルから4セルの範囲内で使用するように設計されています。
その下に最大電流は30秒以内で22A、通常は10~20Aの範囲で使用するよう書かれています。
次に、使用するプロペラのサイズごとに消費電流、回転数、推力が書かれています。
プロペラは電動用APCプロペラを使用してデータを測定したようです。
私の場合は3セル2200mAhのリポを使用する予定ですから中段の10.8Vの欄を見てみますと、9×6のプロペラで19.5A、回転数は9420回転、その時の推力が0.77Kgとなっています。
オメガ-Eの機体重量と私のフライトスタイルでしたら、これくらいのサイズのプロペラで良さそうです。
そんな訳で、とりあえず手元にあったグラウプナーのCAM9×5を使用することにしました。
次はキャノピーの製作です。
エレベーター・ラダーサーボカバーは周囲をカットしてありませんでしたが、さすがにキャノピーはきれいにカットしてありました。
写真のピアノ線とガラスクロスはキットに付属していませんでしたので自前で用意しました。
ピアノ線を中央でクランクに曲げ、キャノピーの曲率に合わせてピアノ線を曲げます。
キャノピー中央にエポキシ系接着剤をたっぷりと垂らしたら、上からそっとガラスクロスを乗せてドライヤーで熱を加えると・・・あら不思議!
エポキシ系接着剤がガラスクロスにきれいに染みこみます。
エポキシ系接着剤が完全に硬化したら胴体に取付けてみます。
胴体にスピンナー、折ペラ、キャノピーが付くとグライダーがいっそう精悍に見えてきます。
私の場合ピアノ線が細過ぎたのか、キャノピーの取り付けがやや緩いようです。
フライト中はテープで固定することを忘れないようにしなければなりませんね。
それではまた来週! (^o^)/~~
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