「ナベさんの気ままなラジコン日記」(423)~復活なるか! 懐かしのパイパーカブJ3 その⑥~ (2017/12/22)
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いよいよパイパーカブJ3のフライトの日が来ました!
これまでエンジンのオーバーホール、燃料タンクの点検、支柱の改良、支線の交換、スプリングの交換などなど、色々な部分に手間をかけてきました。
それがやっと報われるときが来たと思うと感無量です。
当日の天気は晴れ、風は滑走路に対して少々クロスウインドですが1~2m/sと微風です。
15年ぶりの飛行ですが、いっちゃいます!^^;
さて、こちらのパイパーカブJ3、主翼のスパンは2.6m、1/4スケールなのですが、いかんせん古すぎて詳細なスペックは良く判りません。
強いて言うならば昔石井模型で購入したモデルクラフトの製品だということは分かっています(笑)
フライト前にバッテリーのチェックをします。
最近は受信機用のバッテリーはリポ+レギュレーターが主流ですが、私は古い人間なので未だにニッカドを使用しています。よってフライト前のバッテリーチェックは必須です。
バッテリーチェッカーも今は無きカルト産業のアナログチェッカーを使用しています。
パイロットも機体も化石のようですね!^^;
さて、いよいよエンジン始動です。
今までずっと電動機にかまけていたので、エンジンの始動も久し振りです。
おぼつかない手とへっぴり腰でエンジンを始動します。
この間
「スターターコードが長いよ。もっと短くした方がいいよ」とか
「スターターコーンのゴムが古すぎるからもっと大きいものと交換しなよ」とか
仲間からいろいろと突っ込みをいただいています(笑)
少し風が出てきました。 滑走路に対して5m/sくらいのクロスウインドウです。 風見効果により機首が滑走路に対して斜めに向いてしまいましたが離陸を続行します。
この機体、翼面加重が軽いので意外と失速に入りにくいこととENYAエンジンの太いトルクを熟知していましたので約5mの滑走で悠々と浮き上がります。
上空でトリムを取ったら正面でご挨拶。主翼を振ってみます。
ギャラリーから
「おお~!」と
歓声が上がります。
大型機って、エルロンの動きまで良く見えるんですね。自分のことながら感心してしまいました。
低空で旋回しながら機体の腹の部分を見ます。
エンジンの鼓動がパイロットに伝わってきます。
改良した支柱の部分も見えます。
それから
エルロンサーボのサーボホーンが目立ちますので、サーボは横積みにした方が良かったかななどと考える余裕も出てきました。
滑走路をローパスしてみます。
このあたりはスケール機の醍醐味ですね。
青い空に排気煙がよく見えます。
排気煙は一直線ではなく、ポッポッポッポッと途切れています。
4サイクルエンジンは吸気⇒圧縮⇒爆発⇒掃気のプロセスで2回転で1回爆発していますから、このような排気煙になります。
次は宙返りです。
歳をとって視力が落ちてきたせいか、気がつくと低空でかなり近い演技となってしまいます。
仲間から
「ナベさん、近いよ」というアドバイスが入ります。
次は180度ロールをして機体を背面に入れます。
これも手が届きそうなくらい近いです。
どのくらい近いかというと、このくらいです(笑)
背面飛行でもエレベーターダウンの補正はほとんど要りません。
知らない人が操縦すると背面で上昇してしまうでしょう。
このパイパーカブの翼型はクラークY類似のフラットボトムなんです。
よく飛行の原理で説明される「ベルヌーイの定理」はどこへ行ってしまったのかと思うくらい背面飛行が楽に出来ます(笑)
大型機って安定していますから、操縦していて不安はありません。
背面飛行のまま180度旋回をして滑走路上空に入ってきます。
またまた仲間から
「ナベさん、近いよ!」というアドバイスが入りました。
ひととおりの飛行特性が分かったので早めの着陸態勢に入ります。
この機体、翼面加重が軽いせいかポーポイジングに入りやすいので、タイヤが接地するまでエレベーターの操作は気を抜けません。
しかし、上手く着陸が出来ると何ともいえない満足感が得られます。
これはラジコンフライヤーなら誰でも分かりますよね!
15年ぶりのフライトを終えて翼を休めるパイパーカブJ3。
持ち運びは大変だけど、とても素直で飛ばしやすい機体でした。
ひょっとして、国内でまだまだお持ちのマニアの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
それではまた来週! (^o^)/~~
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