「ナベさんの気ままなラジコン日記」(419)~復活なるか! 懐かしのパイパーカブJ3 その②~ (2017/11/24)
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先週に引き続きパイパーカブのメンテナンスをします。
なにしろ十数年前に作った機体なので、そこらじゅうがくたびれています。
それに加え、以前の私の製作技術の未熟さが見え隠れして、恥ずかしいやら何やら、穴があったら入りたい気分になります。
さて、メンテナンスは続きます。
尾翼の引線が緩んでいたり、少し力がかかると切れてしまったりとダメダメな状態です。
こいつをなんとかしなければ・・・。
ワイヤーが弛んだりしては意味が有りませんね。
早速交換するのですが、ついでにさび付いていたビス類も新品と交換します。
いろいと考えたのですが、この際ワイヤーは0.7mmのピアノ線と交換しちゃいました。
これで錆びない限りはメンテナンスフリーになりました。
受信機側のニッカドバッテリーはベルクロだけで固定されていたのですが、エンジンの振動を考慮してマジックテープをベルト状にして固定しました。
まぁ、たいしたことでは無いんですけどね!
フィールドでトラブルが発生したら大変ですから、考えられるインシデントは全て解決しておきます。
次は燃料タンクです。
中にゴミや目に見えない不純物が入っていると後々面倒なので、中性洗剤の入ったお湯で洗い、一晩乾かしました。
ゴムキャップ、配管、燃料チューブも問題なさそうです。
燃料タンクの取付けがグラグラしていたので、燃料タンクのベットを作ることにしました。
先ずは燃料タンクの大きさに合わせてベニヤ板をカットします。
ベルクロで燃料タンクを固定することにします。
それだけでは不十分ですので、ベルトを通す穴も空けてあります。
こんな感じで燃料タンクを固定します。
私のパイパーカブは1/4スケールですので、胴体が太過ぎてタンクの固定方法に困ってしまいます。
いろいろと考えた結果、こんな感じに台も付けてみました。
ここで問題が発生しました!
パイパーカブに搭載していたENYAの120-4Cの圧縮がありません。
何回クランクしてもスカスカです。
燃料を染みこませてもスカスカです。
しばらく電動機にかまけていたから、エンジンがヘソを曲げたかな?!
クラブの先輩にも相談したら
「エンジン持ってきなさい!」
とのお言葉を頂きましたので、早速機体からエンジンを降ろしました。
これがENYAの120-4Cです。
購入してから30年、今のパイパーカブに搭載してから15年経っています。
こんな古いエンジン、はたして直るかなぁ???
翌週、エンジンを持ってフライトエリアに行きました。
私のエンジンを診てくれる大先輩であり、クラブのテクニカルアドバイザーのYさんが待ち構えていました。
「どれどれ見せてごらん!」
Yさんは慣れた手つきでキャブレターやロッカーカバーを次々と外していきます。
余りの手際のよさでカメラが追いつきません。
プッシュロッドを押す部分のカムギャです。
まるで機関車のようにサビサビです。
ガスケットも破れています。
すごいですねぇ~、こんなとこ見たことないです。
あっという間にENYA120-4Cがバラバラに分解されました。
これは記憶があるうちに手順を整理しておかなければいけませんね!
ラジコン日記にはじめて登場するテクニカルアドバイザーのYさんです。
Yさんは本物の航空機の整備をされていましたので、クラブ員から絶大な信頼を受けています。
「あっ、ナベさんここが怪しいよ!」
プッシュロッドを押上げるカラー?みたいのの動きが渋いので、2000番のペーパーをかけた後、ピカールで磨きます。
「プッシュロッドが曲がっているから、ナベさん叩いて治して!」
「は~い!」
こういう時は返事がいいんです!^^;
「吸気、圧縮、爆発、掃気・・・」
Yさんはプロペラを回しながら、タペットの動くタイミングを確認しています。
「ナベさん、これでいいみたいよ!」
あっという間にYさんがエンジンを組み上げてくれました。
Yさん!
ありがとうございます!
来週は、記憶が定かなうちにエンジンの分解の行程をお届けしますね。
それではまた来週! (^o^)/~~
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