「ナベさんの気ままなラジコン日記」(407)~作りかけのMinimoa 2a ⑪~ (2017/09/01)
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この原稿がUPされる頃には夏休みも終わっていて、小さなお子さんを持つ保護者の方はたぶんホッとしているころだと思います。
また、通勤通学時の電車も混みはじめて、にわかに車内が活気付いてきますね。 活気あふれ過ぎか?!^^;
さて、Minimoa 2aの製作ですが、長くて地道な塗装も終わりましたので、いよいよ胴体内のリンケージに移ります。
サーボベットの位置ですが、スポイラーサーボの位置が一番制限されますので、スポイラーサーボベットの取り付けから始めます。
スポイラーサーボベットにサーボを取り付けます。
スポイラーサーボはサーボの速度やトルクなど特に厳しいスペックを求められませんので、正常に動作する物なら何でも良いのですが、私の場合はサーボベットの穴のサイズに合うサーボということで、手持ちのサーボの中からJRのES375を選択しました。
送信機の電源をONにして、サーボ、受信機、バッテリーを接続して動作確認をします。
私の場合、スポイラーは送信機の右肩手前にあるギアSWを使用しています。
とりたて決まりは無いのですが、スイッチが奥の場合スポイラーは立たず、スイッチを手前に倒すとスポイラーが立つようにしています。
慣れの問題か・・・。
主翼を胴体に組みます。
スポイラーサーボホーンの回転軸の中心が左右のスポイラーロッドの中間に来るようにサーボベットの位置を調整します。
サーボベットの位置が決まりましたら、胴体に内側に鉛筆で印をします。
鉛筆で書いたし印に合わせスーパーXを塗ります。
またまた先人の教え。
○FRP製の胴体にサーボベットを接着する場合、瞬間接着剤やエポキシ系接着剤は使用しない。スーパーXや弾性エポキシなど、対ショック性に強い接着剤を使用する。
ということです。
最初、私も意味が分からなかったのですが、私なりの考察は次のとおりです。
FRP製の胴体の場合、仮に胴体の断面が「真円」とすると、着陸時のショックで瞬間的に「みかん型」に変形する。その後再び形状が「真円」に回復する。
ということは、着陸時や空中で激しいGが掛かったとき、胴体内壁とサーボベットは剥がれる方向に力が加わっているといことになります。
よって耐ショック性のある接着剤を使わないと、いつかはサーボベットが剥がれてノーコンになってしまう。
ということだと思うので、今ではスーパーXを使用しています。
サーボベットを取り付けたら接着剤が硬化する前に、サーボベットの傾きを直しておきます。
幸い、胴体内に主翼のカンザシを通すパイプが通っていたので、これを基準に平行になるようサーボベットの位置を調整します。
あくまで目測ですが・・・。
次はスポイラーのロッドの長さを決めます。
ギアSWを奥に倒してスポイラーが立っていない状態にしてサーボホーンの穴の位置にペンで印をします。
次はアジャスターの長さを確認します。
毎回書いていますが、まずはじめにアジャスターのネジの調整しろの中間にクレビスが来るようにします。
クレビスのピンの位置からアジャスター後端までの長さを測ります。
写真で見ると38mmですね。
次にアジャスターの穴の中にピアノ線がどれだけ入るのか測定します。
写真で見ると9mm入っていました。
ということで
アジャスターの長さからピアノ線の入る長さを差し引くと
38mm-9mm=29mm
となります。
よって29mmピアノ線をカットすることになります。
それではいよいよアジャスターにハンダを流し込みます。
次はスポイラーロッドの方をハンダメッキします。
ハンダゴテの熱がピアノ線を伝わってノイズレスチューブを溶かさないように、万力と放熱用のクリップを使って熱を逃がしています。
ハンダゴテは小さいものでチマチマやっているより、60W以上のハンダゴテを使ってササッとやった方が返って熱が伝わりにくいようです。
アジャスターとロッドのハンダ付けが済んだら、良く冷まして動作確認をします。
送信機の右肩のギアSWは奥に倒れています。
その時のサーボホーンの位置はこんな感じです。
サーボに無理な力が掛からないようにトラベルアジャスト(FUTABAの場合はATV)を使ってサーボの動作範囲を調整します。
また、左右のスポイラーの動作量の差はクレビスを回転させて調整します。
スポイラーはグライダーが飛行中に吸い上げられる方向に作用します。
よってスポイラーが完全に閉じていることを確認します。
次にギアSWを手前に倒します。
私の送信機のギアSWは3点式なので中間点でスポイラーは半立ち状態(笑)なのですが、実際は中間点はあまり使わないですね・・・。
いや、私の場合はですよ!^^;
スポイラーを立てた時のサーボホーンの位置です。
ホーンの動作範囲を相当抑えてあります。
スポイラーの角度は50度くらいでしょうか。
ちょっと足りませんね。
クレビスが長いせいか、アジャスターが主翼のリブに当たってスポイラーがこれ以上立ち上がりません。
これで沈下率が十分であれば問題ないのですが、スポイラーの開度がもう少し必要となるとアーバンのように主翼のリブに穴を開けてアジャスターが主翼内に入るように改造が必要になるかもしれません。
いずれにしても飛行させてからの課題ですね。
それではまた来週! (^o^)/~~
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2019-08-08 17:44