カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS
 

「ナベさんの気ままなラジコン日記」④~プレフライトチェックの勧め~(2009/11/27)

ラジコン飛行機を飛ばしていて、一番悲しいことは墜落です。一生懸命作った飛行機を壊してしまうこと程悲しいことはありません。墜落は、自分の努力と時間と財産を失うことだけでなく、周囲の人の命や財産までをも危うくさせ、時には二度とその場所では飛ばせなくなってしまう可能性もあります。
当たり前のことのようですが、墜落させてはならないのです。私の場合、それに加えて雑誌の締切日がありました。もし、墜落してしまいフライトの写真も撮れず、フライトインプレッションも書けないとなると、そのページは空白になってしまいます。ですから、どうしても墜落させる訳にはいかなかったのです。
では、どうしたら墜落を未然に防げるのでしょうか。スカイスポーツの世界ではプレフライトチェック(Pre Flight Check)という言葉があります。直訳すると、飛行前点検とでもいいましょうか。これが実機になると更に細かくなり、ビフォーテイクオフチェックリスト(Before Takeoff Checklist)を代表とするさまざまなチェックリストがあります。これらを参考にラジコン飛行機用チェックリストを考えてみましょう。

①CG・舵角チェック
取扱い説明書どおりの重心位置、およびエレベーター・エルロン。ラダーなどが指定の舵角になっていますか。これは前日までに自宅でも出来ます。
②バッテリーチェック
 送信機、受信機、動力用バッテリー(リポなど)、スターターバッテリー、プラグヒートバッテリーなど、十分に充電されていますか。
③ウェザーチェック
 フライト当日の風向・風速・気温など、事前に天気予報をチェックしてきましたか。飛行場にウインドソックス(風見)を立てていますか。
④周波数チェック
 送信機のスイッチを入れる前に、他の人が同じ周波数のチャンネルを使っていませんか。また、自分がスイッチを入れることの了承をメンバー全員から取りましたか。
⑤モデルメモリーチェック
 送信機のモデルネームが、今自分が飛ばそうとしている機体名と合っていますか。私は、これを間違えて落とす人をかなり見てきました。
⑥各舵の動作チェック
 エレベーター上、下。エルロン右、左。ラダー右、左。スティックを動かしながら、ちゃんと声に出して各舵の動きが正常であることを確認しましょう。前日の夜、急遽サーボや受信機を交換した場合やリンケージの老朽化は要注意です。
⑦エンジン(モーター)スタートチェック
 飛行機の後方やプロペラの周囲に人や物が置いてありませんか。他人に迷惑をかけたり、物が飛んだり、プロペラを折ることもあります。送信機のフックが絡むと非常に危険です。
⑧上空チェック
 上空に何機飛んでいますか。ヘリやグライダーなど、飛行特性の違う飛行機は飛んでいますか。
⑨滑走路チェック
滑走路に人が入っていませんか。障害物はありませんか。他の飛行機が停止していませんか。着陸態勢に入っている飛行機はありませんか。離陸機より、着陸機を優先させましょう。

ざっと考えただけで、これだけのチェック項目があります。人間は忘れる動物です。日頃から十分注意しているつもりでも、何かの拍子に忘れてしまうことがあります。出来ればひとりでは飛ばさず、仲の良いお友達とペアを組んで、お互いにチェックし合いながらケアレスミスを未然に防ぎ、楽しいラジコンライフを送りましょう!



最新の日記はこちら

ページトップへ