「ナベさんの気ままなラジコン日記」(365)~YS-11の製作⑲~ (2016/11/11)
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YS-11の製作もそろそろ終盤を迎える頃です。
今週は電気的な配線を中心に進めていきます。
主翼の裏側にキット指定の重心位置にペンでラインを引きます。
このYS-11の場合は前縁から約55mmです。
ビニールテープを短冊状にカットし、重心位置に貼り付けます。
左右の主翼に重心位置マーカー(単なるビニールテープですが・・・)を貼りました。
機体の重心位置をチェックするとき、ここを指で支えて機体の姿勢を見ます。
カーボン製のノックピンをエポキシ系接着剤を使って主翼の翼断面に接着します。
主翼を胴体に取り付けましたところ、左右の主翼の迎角が違ってしまいました。
これではエルロンを切りっぱなしと同じ状態ですから、ルーターで穴を広げて左右の主翼の迎角を合わせます。
主翼の迎角を胴体裏面の形状を基準として穴を広げていきます。
穴を広げれば当然主翼はグラグラになりますから、穴の不要な部分はベニヤ板を接着して埋めます。
接着剤が乾いたら、棒やすりを使って穴を整形します。
主翼の接続部分が終わったら、スロットルケーブルのリード線の加工です。
YS-11は双発機なのでアンプを2個使用します。
2個のアンプのBEC電圧に個体差があると電圧の低いほうの回路に電流が逆流してBEC回路を破損するおそれがありますので、片方のホットライン(赤い線)をカットします。
最近のBEC回路には逆流防止回路が備わっているものもあると聞きますが、BEC容量が1つのアンプで十分であればカットしておいた方が無難です。
次は1つのリポバッテリーから2つのアンプに電源を供給するため、電源の二股コードを製作します。
写真はKKHOBBYで調達したシリコンケーブルです。
ハンダの乗りは非常によく、芯線の奥にまでハンダが浸透していきます。
次はもう一方のシリコンケーブルの被服のみをカットして芯線が見えるように被服を引っ張ります。
先程、芯線が露出した部分にハンダメッキします。
2組のコードを並列にハンダ付けします。
こんな感じになりました。
忘れずにシュリンクチューブを入れておきましょう。
シュリンクチューブでコードの露出部分をカバーしたら、もう一方のディーンズコネクタをハンダ付けして完了です。
次はプロペラです。
YS-11のスケール感を損なわないように4枚ブレードを採用しました。
このプロペラサイズは7.5×4ですが、これでも胴体とのクリアランスは5mmしか取れませんから、これ以上ダイヤの大きいプロペラは使用できません。
他の製作者の中には「APCの8×6をカットして・・・」という方もいましたが、ようやくその意味が分かりました。
モーターのシャフトの太さに合わせてリーマーでプロペラの穴を広げます。
出来ました!
付属のシールを貼ると、とたんにスケール感がアップします。
第二次大戦の戦闘機野のプロペラのような気もしますが・・・。
硬いことは言いません!^^;
次は主翼の取り付け方法です。
説明書を見ると・・・・接着剤で固定となっています。
固定ですか!?
日本人の感覚としては違和感がありますので、ヒートンを付けて着脱式とします。
ヒートンが通るようにルーターを使って胴体を削ってから、左右の主翼をスプリングで固定します。
アンプを胴体の内側に接着します。
黄色いプレートはたぶん放熱板ですから、裏側にセメダインスーパーXを使って胴体内側に接着します。
バルサ板とベニヤ板を使って受信機のベットを製作します。
ベットの両端は胴体内側の円形状に合わせて整形しておきます。
受信機とベットはマジックテープで固定します。
胴体の上層部はリポバッテリーが占拠しますので、受信機ベットは胴体下層部に接着しました。
それではまた来週!
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