「ナベさんの気ままなラジコン日記」(342)~アーバンXCのフライトインプレッション~ (2016/06/03)
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ついに ついにアーバンXCが完成しました!
このバルサキットの製作を開始して何ヶ月が過ぎたことでしょう。
補強すべきところは補強して、下地塗装もして、やるべきことは全てやって、もう悔いがない状態まで仕上げました。
後は、残すはフライトです。
重心位置や各舵の舵角を調整して、飛ばしやすいグライダーにしていきたいと思います。
日曜日の早朝、アーバンXCをクラブの飛行場に持ち込みました。
全長1372mm、全幅2530mm、バルサキットにしてはかなり大型の部類に入りますが、フィールドに持ち込みますと、あまり大きくは感じません。
やや、拍子抜けの感じがします。
私の製作したアーバンXCの総重量は968g(3S2200mAhリポ176gを含む)で仕上がりました。
主翼面積が47.7d㎡ですから
翼面加重は968g/47.7d㎡=20.3g/d㎡となりますから、かなり軽いグライダーであることが分かります。
どうですか?この上反角。
このアーバンXCが離陸すると、主翼が反るんです。
まるで、鳥人間コンテストの出場機かボーイング787ドリームライナーのように主翼が上にしなってとても美しい姿を見せます。
エルロンコネクタを受信機に接続します。
製作の段階でシュリンクチューブを使って左右のエルロンサーボコネクタを色分けしておいたので、フィールドでの取扱いが楽になりました。
これなら配線を間違うことはありませんね!
左右の主翼を止める固定具、スポイラーのリンケージなど、もう一度指差し確認をします。
グライダーが手を離れてからでは遅いですからね。
バランスウエイトは釣に使われる鉛板で、写真のように取り付けてみました。
モーターのリード線が鉛板と接触して断線しないように、鉛板の上にはビニールテープを貼ってあります。
アンプはSunrise Modelの30Aを使用しています。
容量的には問題ないはずです。
受信機はFrSKYの8チャンネルモデルのV8FR-Ⅱを使用しました。
ハイボルテージに対応しています。
アーバンXCの機首部分です。
キャノピーは薄く、その割には大きいので、気温の低い冬季には割れに注意が必要です。
機首部のトリムラインは主翼のトリムラインと統一性を図りました。
アーバンXCのロゴです。
主翼に貼っている時は面倒臭いなぁと感じるのですが、完成してみると主翼が締まって見えます。
改正航空法が施行されて、私もテプラで作成した機体番号を入れるようにしました。
コンプライアンス(法令順守)ですな!^^;
リポはこの際新調した3セル2200mAhです。
これだけで176gあります。
初飛行を行う前に、パワーユニットのデータを取って起きます。
なにしろ初飛行は風の無い早朝を選んだので、みんな寝ぼけ気味でぼ~っとしています。
データが取れました。
フルパワーにして10数秒、電圧が11.7Vです。
さすが新しいバッテリー、電圧降下が少ないです。
電流値も19.1Aですから30A級のアンプなら余裕ですね!
この日は同じアーバンXCを持っているラジコン仲間が駆けつけてくれました。
大型のアーバンXCが2機並ぶと壮観です。
いよいよアーバンXCの初フライトです。
風はほとんど無風。
最高のコンディションです!
機体は軽いし適度なモーターの引きがありますので、助走はせずにひょいっと投げただけて十分です。
グライダーは癖もなく適度な上昇角で上昇していきます。
主翼が上に反っているのが分かるでしょうか?
まるで鳥人間コンテスト出場機のような美しいシルエットです。
ある程度の高度に達したらモーターをカットして滑空に入ります。
持ち前の翼面積と低翼面加重の効果か、なかなか降りてきません。
アーバンXC、サーマルハンティングに最適なグライダーです。
しかし、よくよく見ると青いエルロンカバーが目立ちますね。
機会をみて白く塗装することにしましょう!
バンクをかけてターンに入ります。
これだけ大きいグライダーとなると、舵を切ったときの初動にタイムラグを感じますので、エルロンの舵角は『少し大目かなぁ~』くらいで丁度良いです。
(感覚的な表現ですみません。)
写真撮影のため、目の前でハイバンクターンに入れてみます。
こんなにゆっくりと飛ぶグライダーなのに風切り音が「シューン」と聞こえてきます。
仲間のアーバンXCも同じ高度まで上がってきました。
こうやって見ると、主翼の形状が長刀のようにシャープですね。
2機とも気持ち良さそうに飛んでいます。
アーバンXCをループに入れてみました。
機体重量が軽いので、低速でもループに入れ易いです。
また、ループの開始時と終了時の高度差も少ない機体です。
ループの降下中です。
ここで十分に機速を付けておけば、連続宙返りも楽勝です!
ループの引き起こしです。
この時、主翼が上に反っているのが分かります。
ここで主翼がバンザイして墜落している機体を多く見ているので、緊張します。
私の機体は・・・。
補強が効いているせいか、なんとかクリアしました!^^;
さて、スポイラーを立てて着陸態勢に入ります。
もともとアーバンXCは滑空比が良いので(良過ぎる?)、スポイラーは必需品です。
あれだけ降りてこないアーバンXCでしたが、スポイラーを立てた瞬間、見る見るうちに高度が落ちてきました。
高度が50cmを切りました。
着陸寸前のアーバンXCですが、これだけフレアーを掛けても機体は失速に入りません。
グライダーが接地するまで、最後の最後までエルロン、エレベーターともによく効きます。
初飛行が終わって、RC仲間のYさんと一緒にアーバンXCのツーショットです。
彼の機体は、まだ直組みの状態ですが、これから構想を練って自分だけのオリジナルデザインを目指すそうです。
その時はまた、ご紹介していきます。
それでは今週はこの辺で!
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今週はこの辺で。
それではまた!
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