「ナベさんの気ままなラジコン日記」(322)~アーバンXCの製作①~ (2016/01/15)
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お正月も松が明けて、仕事も通常業務になってきましたね!
でもって最近よく言われるのが
「ナベさんってKKHOBBYに勤めているの?」とか
「KKHOBBYに電話すればナベさんに製作のコツを聞けるの?」などなど・・・。
結論から言いますと、私はKKHOBBYの従業員でも何でもなく、別の職業に付いていて、KKHOBBYさんとは、お友だちといいますか、お知り合い関係にあります(笑)
さてさて、お正月のご来光を見ながら、今年のラジコンライフは何から始めようか考えまして、「やはり基本に戻ろう!」ということで、バルサキットを作ることにしました!
ではどんなキットにするか、物置の中をゴソゴソと見て回っていたら、サーマル工房のアーバンXCが目に付きました。
バルサキットにしてはやや大きめなモーターグライダーですが
「まぁいっか!、一丁これやったろか!」ってな勢いで
アーバンXCを製作することに決めました!
このキット、全幅2600mmと、バルサキットのモーターグライダーとしてはかなり大き目で、スポイラーも装備していますから内容が濃いです。
私の場合、かなり細かいところまで記事にしますので、完成までに3ヶ月くらいかかってしまうかも。
その間、読者の皆様はたいくつかも知れませんが、なにとぞお付き合い頂けたら幸いです。
それではよろしくお願いします。
これがアーバンXCのパッケージです。
細長い箱の中には、バルサ板がビッシリと入っています。
全てのパーツが精密にレーザーカットされています。
それに一つ一つのパーツの精度も高く、高品質で安心して作れます。
いやはやすごいですね!
このレーザーカットのマシーンと設計ソフトはおそらく大変高価なものなんでしょう。
私なんかでは想像もつきません。
サーマル工房のバルサキットは緻密で、無数のパーツで構成されています。
バルサ板からパーツを抜くだけでも2~3時間掛かるなど、相当な時間を費やします。
当たり前のようですが、組立説明書を熟読して完全に理解してから組立てを始めます。
まずは前後の胴体の側板を繋ぎ合せます。
低粘土の瞬間接着剤を使用しますが、接着剤が反対側に染み出さないように、裏側にマスキングテープを貼り、養生しておきます。
胴体側板の外側だけ軽くサンディングします。
サンディングは胴体を組む前にします。
胴体に組んでからだと、胴枠の部分だけ削れてしまうからです。
サンドペーパーは常に新しいものを使い、木目に対して45度斜め方向に、あまり力を入れずに軽く掛けていきます。
次に、内張りのベニヤ材を接着します。
内張材は面積も広く、接着してから微調整の時間が欲しかったので、セメダインCを使います。
私がセメダインCを使うと「古臭い」とか「古典的な製作方法」と言われてしまうのですが、セメダインCは硬化すると透明で目立たないし、サンディングが効くので愛用しています。
まだ、使ったとこのないあなた!
騙されたと思って。是非使ってみてください。
ベニヤ内張り材を胴体側板に接着したら、写真のように位置合わせをします。
この微調整の時間が欲しかったのでセメダインCを使用しました
こちらは角の部分のバルサ材ですね。
この部材は組立て後に丸くサンディングしますから、この部分もセメダインCを使います。
こちらも基準線に合わせて、接着剤が硬化するまでマチ針で固定していきます。
これが古臭いと言われる所以なのか・・・。
左右の胴枠の内張りを接着しました。
セメダインCが完全に硬化するまで、平板の上でバッテリーなどを重しにしてそっと放置しておきます。
これが胴体の尾部です。
性能重視のため、尾部がものすごく細くなっています。
組立説明書ではロッドが最大4本通ることになっています。
(エレベーター左右で2本、ラダーをワイヤーリンケージにすると2本、合計4本)
しかし、それは厳しい。
通ったとしてもロッドの動きが渋くなりそうです。
そこで、見栄や外聞を一切排除してリストラクチュアします。
水平尾翼もいちいち取り外さなくても車に積めますから固定式にします。
そうなるとラダーは片引きで1本、エレベーターも左右連動にすれば1本で済みます。
これなら、楽にスムーズにロッドが動きそうです。
シンプル イズ ベストですね。
胴体尾部をテーパー状に整形します。
まずはカッターでザックリとカットします。
おおまかにカット出来たら、次はサンディングボードの登場です。
裏面に糊のついたサンディングペーパーを積み木のような木材に貼って使います。
サンドペーパーが古くなってきたら、惜しまずバンバン張り替えます。
整形が完了しました!
ぴったりでしょ?
サンディング面を平らにするためには、板に貼ったサンディングボードが絶対必要です。
キットに付属しているカーボンの板を組立説明書に合わせてカットします。
カーボンはカッターで切りやすいので、問題はないでしょう。
カーボンの補強板をサンドイッチして胴体尾部を接着します。
この辺もセメダインCを使っています。
エレベーター、ラダーに繋ぐロッドがスムーズに動くように、棒ヤスリで穴を広げます。
フレキシブルチューブにロッドを通してスムーズに動くか確認します。
少しでも動きが渋い場合は棒ヤスリで削り直します。
この辺は操縦性に大きく影響しますので、妥協しません!
使わないロッドの穴はバルサ片を整形して穴埋めしておきます。
とにかく、如何せん胴体が細いので、少しでも補強しておきます。
フレキシブルチューブを通したら、エポキシ系接着剤で穴埋めしておきます。
エポキシ系接着剤が完全に硬化したら、余分な部分をカッターで切り取ります。
最後にサンディングボードで胴体側板と面一二なるように整形します。
それでは今週はこの辺で!
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