「ナベさんの気ままなラジコン日記」(314)~アルティメイトの製作⑨~ (2015/11/13)
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長かったアルティメイトの製作も、ついに今週で完成です!
いよいよ最後の仕上げの段階に入りました。
ベニヤ板をカットして受信機のベットを作ります。
マジックテープの粘着力を増すために、ベニヤ板の表面にエポキシ系接着剤を塗ります。
エポキシ系接着剤が硬化したので、マジックテープを貼ってみました。
こんな感じです。
受信機ベットを胴体内に接着します。
受信機を取り付けてみました。
受信機はマジックテープで固定していますから、サーボコネクターを接続する際は、何度でも取り外すことが出来ます。
受信機のアンテナを胴体外部に出す穴を開けます(72MHz)。
最近は2.4GHzへの移行が進んでいるので、飛行機の場合は返って72MHzが空いていたりします!^^;
今、開けた穴に細いピアノ線を差込みます。
万が一アンテナを踏んでしまっても、アンテナが受信機の基板から外れないように胴体出口の位置あたりでコブに結んでおきます。
アンテナの先端とピアノ線をマスキングテープで繋ぎます。
ピアノ線をそっと引き出します。
ちゃんとアンテナも付いてきました!
後は、住友3Mの透明テープでアンテナを固定して置きます。
次はバッテリーベットを製作します。
大きさが大きくなるだけで、作り方は受信機ベットと同じです。
バッテリーベットを所定の位置に取り付けてみました。
接着剤が硬化したので、リポバッテリーを取り付けてみました。
写真のような感じになりました。
これは上下の主翼のエルロンをリンクするためのピアノ線です。
一応アジャスタブルになっています!^^;
エルロンのリンケージロッドを取り付けてみました。
めずらしくサイズは丁度良いです。
次は重心位置の調整です。
複葉機は飛ばしていて挙動がコロコロするので、特に重心位置の調整は大切です。
説明書を和訳してみますと・・・。
「事前に重心位置のチェックをしておかないと絶対に飛ばしちゃダメ!」
判ってますよ。それくらい。
「重心位置を所定の位置に合わせるためには受信機やバッテリーを動かしなさい」
って、当たり前じゃん!
1 まずは重心位置の表記が適当。
アルティメイトの主翼は後退角が付いているものの、矩形翼だから空力平均翼弦の特定は簡単。
左右それぞれの翼の真ん中だもんね!
だったら、1/4Wとか、W1=W2、W3=W4とか表記すればわかりやすいですよね。
なお、空力平均翼弦 MAC(mean aerodynamic chord) について興味がある人はネットで検索してみしてね!
2 次に重心位置
説明書では前縁から50-55mmの指定。
アルティメイトの翼弦長を測ってみたら150mmだから35%になります。
ちょっと後ろ過ぎないかい?
でもって、よく考えたらアルティメイトの主翼はスタッガーウイング(上の翼と下の翼の取付け位置が前後にズレている)だったことに気がついた。
早速、測ってみると、上翼が下翼よりも50mm前進している。
ってことは、上から見た、見かけの主翼の翼弦は
150mm+50mm=200mm
ということになる。
もし、重心位置が上翼の前縁から50mmだったら
50mm/200mm=25%
うん。
いい数値じゃない?!
もし、重心位置が下翼の前縁から50mmだったら
50mm+50mm/200mm=50%
これはあり得ないなあ~。
ということで
重心位置は
「上翼の左右翼の中央位置の前縁から50-55mm」
が正解となりました!
だったらそう書いてくれ!
メーカー諸氏!
納得がいったので、左右それぞれの主翼の空力中央翼弦をペンで書き込みます。
こんなもんか。
次に翼端から50mmの重心位置を割り出します。
重心位置に短冊状にカットしたビニールテープを貼ります。
「指センサー」ですな!^^;
ついにアルティメイトが完成しました。
KKHOBBYさんが600クラスと謳っていたとおり、400クラスに比べて一回り大きく、安定感があります。
さて、来週はフライとインプレッションですが、週末の天気予報と取材スタッフの都合が気になるところです。
それではまた!
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