「ナベさんの気ままなラジコン日記」(289)~シルキーウインドパンサー改のフライトインプレッション~(2015/05/22)
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さて、今日は待ちに待ったシルキーウインドパンサー改のフライトです。
リポを3セルから4セルに変更したパンサー改が、どのようなパフォーマンスを見せるでしょうか、期待に胸が膨らみます。
週末の早朝、まだあまり人の来ないクラブの飛行場にパンサーを置いてみます。
機首が10mmほど短くなったのですが、全体的な印象はほとんど変わりません。
パンサーの正面からの画像です。
主翼のスパンが長いのが良く分かります。
スパッツがかわいいです!^^;
後方から見たパンサーです。
主翼のアスペクトレシオが大きいです。
それに比例して水平尾翼の面積も大きいです。
これなら操縦もし易く、安定している訳です。
KYPOMの4セル2600mAhを搭載しても、まだまだスペースに余裕があります。
仲間が集まってきたので、パワーユニットのテストをします。
測定結果は・・・。
流石に新品のバッテリーは良いですね。
フルスロットルにして20秒くらい回しても電圧降下は僅かです。
電流値は41.6Aでした。
アンプはの耐電流値は60Aですから余裕です。
過激なフライトをしなければ45Aのアンプでも行けそうです。
モーター(FC3542-6T)の耐電流値は通常で42A、バースト45Aですからギリギリセーフでした。
プロペラの回転数は・・・
あれれれ? 6,630回転。
9,000回転くらいいってもいいのに。
どうやらプロペラとスピンナーのバランスを見直す必要がありそうです。
カメラマンのNさんと、実機の教官Yさんに促されて、電波の到達距離テストをします。
2.4GHzのシステムに移行してから到達テストなんてしばらくしていませんでしたから、なんだか新鮮な気分です。
久し振りの72MHzシステムなので、アンテナを伸ばすのを忘れないように自分に言い聞かせます。
この辺は、2.4GHzのシステムに移行するなら、すべてのシステムを2.4GHzに移行しないといけないですね。
UHFのシステムとVHFのシステムが混在していると、いつかアンテナの伸ばし忘れをしてしまいそうで怖いです。
風速は0~2m/s。
微風ですが、時々風向きが変わります。
風下までタキシングしてUターンします。
カメラマンの合図を待ってから、いよいよ離陸です。
スロットルを半分ほど開けたところで、パンサーは弓から放たれた矢のように猛然とダッシュします。
それこそ10mも滑走せずにパンサーは離陸してしまいました。
トリムを取りながら周回飛行に入ります。
水平飛行から機首を90度上げてフルスロットルに入れると、そのまま垂直に上昇し続けます。
ギャラリーから「お~!」と感嘆の声が聞こえます。
とりあえず目的は達成!
この垂直上昇が狙いで4セル化したようなものですから。
垂直上昇からストールターンに入れて機体を戻します。
パワーアップした分、機体の操縦がヒステリックになるかと思っていたのですが、そうでもありません。
ハーフスロットルに戻せば、以前のパンサーように素直で安定したスローフライトを実現出来ます。
カメラ撮影のために、目前で360度ターンを繰り返します。
本当にゆっくりと飛ぶので、カメラマンも「撮りやすい!」と言っております。
大きなループからの引き起こしです。
Y教官が「主翼がしなってるよ!」と言っています。
操縦中は判らなかったのですが、帰ってからパソコンで画像を見ると主翼のしなりが良く判りました。
私のパンサーは元々主翼中央部をグラス補強してありますが、みなさんもパワーアップする際は主翼の補強をお勧めします。
このパンサーという機体は主翼面積をたっぷりと取ってありますし、機体も軽量化されていますので、本当にゆっくりと飛びます。
ですから、このようなショットも簡単に撮れてしまいます!
ナイフエッジの様子です。
機体が軽いのでナイフエッジも楽に出来ます。
パワーを上げると、そのまま垂直上昇に移れます。
調子に乗ってナイフエッジの高度を下げていくと、ギャラリーから
「落とすよ~!」
の声が掛かりました。
改造後の初飛行ですから、早めに降ろすことにします。
パンサーは滑空比が良いので、着陸が意外と伸びます。
着陸のアプローチは低めに持っていきます。
滑走路の1/3地点まで過ぎました。
高度は約1.5mです。
まだまだ伸びてきます。
パンサーは滑走路の中間地点を過ぎて、ようやく接地しました。
エレベーターを見るとかなり吊っているのが判ります。
軽量な機体のため、これだけフレアーを掛けても失速する兆候はありません。
すばらしい飛行性能です。
リポの残量を見てみました。
7~8分、軽くフライトした結果、リポの残量は40%でした。
容量2600mAhのチョイスはそこそこ良かったと思います。
本日、取材に協力してくれた仲間です。
左からカメラマンのNさん、Y教官、そして私です。
N「Yちゃん、知ってる?」
Y「え? なにが?」
N「3人で写真を撮ると、真ん中の人が早死にするんだってよ」
Y「え~! そうなの? 知らなかった だからナベさん端に行ったの?」
N「当然!」
Y「え~ そんなぁ! 先に言ってよ!」
N「言うわけ無いじゃん!」
Y「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ナベさんと愉快な仲間たち」でした。
てな訳で、パンサーの4セル化はとりあえず成功しました!
パンサーをパワーアップすると、飛行特性が暴れるかと思ったら、そんなこともなくて安心しました。
パンサーは、一たびスロットルを絞れば、いつものスローフライトを約束してくれます。
4セル化によって、飛行特性がよりワイドに広がったと言うのが第一印象でした。
今後は、プロペラの選定やスピンナーのバランスを見直して、より高性能なパンサーを目指していきます。
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