「ナベさんの気ままなラジコン日記」(287)~シルキーウインドパンサーのパワーアップ①~(2015/05/08)
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K&S社のシルキーウインドパンサーは、私が結構気に入っている機体のひとつです。
主翼のスパンが1.8mもあるにもかかわらず、全備重量が1,500g程度と軽量で、モーターグライダーのように優雅で、かつ一とおりの演技もこなします。
だがしかし
私のパンサーは、長年飛ばしていたせいか、垂直上昇がダルくなってきました。
そこで、なんとかパワーアップを試みることにしました。
パンサーはモーターグライダーとスポーツ機を足して2で割ったような機体です。
昔からラジコン飛行機をやられていた方ならば、IM製のスーパーウイークエンドスペシャルを現代風にリファインした機体といったら判りやすいと思います。
なかなか優雅なデザインでしょ?!
さて、どのようにしてパワーアップしましょうか。
3セル2200mAhのリポを新調して、ペラのサイズを見直したとしても、せいぜい新品当初の飛行性能に戻るだけですから、劇的な変化は望めません。
とりあえずスピンナーを外してプロペラサイズを見てみたら11×7でした。
次に、カウリングを外してモーターを見てみました。
流石K&S!
モーターマウントが半端じゃありません。
アルミのムクから良く作ったものです。
とりあえずバックマウントからスピンナーを受けるドライブワッシャの部分までの長さを測ってみたところ83mmでした。
この長さが基準となります。
いろいろと検討した結果、バッテリーを4セルにしてパワーアップすることにしました。
一番安易な方法といえば安易なのですが・・・。
はたしてキット付属のモーターが4セルに耐えられるのか。
なにしろデータが無いので判りません。
そこで、KKHOBBYで販売しているFSDのFC3542-6Tを使用することにしました。
これならデータがしっかり明記されています。
KKHOBBYの解説によりますとFSDのFC3542-6Tのパワーは25から30クラスですから、このパンサーに丁度良さそうです。
しかもリポが3セルでも4セルでも、プロペラは11×7がそのまま使えます。
3セルの場合推力が約1.4Kg、4セルですと2Kgを超えます。
パンサーの重量が1.5Kg程度ですから、4セルにしたら垂直上昇も夢ではありません。
2つのモーターを後方から見ます。
キット付属のモーターはFC3542-6Tと比較してコイルの銅線が太いです。
ということは耐電流値は付属モーターの方が大きそうです。
恐る恐る付属のモーターをマウントから外してみます。
しかしすごい作りですね。
機械マニアの心をくすぐります。
超弩級スーパーデラックスモーターマウントを外してみました!^^;
そうしたら、なななんとモーター本体の大きさはほぼ同寸でした。
モーターや電子部品の進歩は日進月歩ですから、FSDのFC3542-6Tも勝ち目が出てきました!^^;
バックプレートからドライブワッシャまでの長さが、付属モーターの場合83mm、FC3542-6Tの場合は52mmですから31mmも下駄を履かせなければなりません。
「31mmもかよ~!」
と思っていたら、カウリングがもう少し中に押し込めそうです。
そんな訳で、航空ベニヤとバルサ板を使って21mmほどモーターを前に出すマウントを作ることにしました。
3mm航空ベニヤと3mmバルサ板を切り出しました。
これで合計21mm厚です。
航空ベニヤとバルサ板をエポキシ系接着剤を使って接着します。
この部分は重要なので、ウエイトを乗せて一晩しっかりと寝かせて接着剤の硬化を待ちます。
モーターマウントの接着剤が完全に硬化したら、中央に穴を開けます。
これはモーターのシャフトが後方に出っ張っていますから、それを逃がすためです。
FC3542-6Tを仮組みしてみました。
マウントがカウリングに当ると困るので、大きさは必要最小限にしました。
割といい感じです。
一旦FC3542-6Tを外してエポキシ系接着剤を塗り、胴体に接着します。
こんな感じになりました。
エポキシ系接着剤が硬化するまで、一晩ゆっくり寝かせます。
エポキシ系接着剤が完全に硬化したらFC3542-6Tを取り付けます。
だんだんいい感じになってきました。
モーターを取付けたら、カウリング、プロペラ、スピンナーを順に取付けていきます。
カウリングが10mm後退したことになりましたが、デザイン上のイメージは全く変わりません。
4セルのリポを積むので、むしろ機首は後退してくれた方が助かります!
来週はアンプとリポの設定をします。
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