「ナベさんの気ままなラジコン日記」（２８５）～シーラスＳＲ２２のフライトインプレッション～（2015/04/24）

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いよいよシーラスＳＲ２２の初飛行の日がやってきました。

初春の早朝、風は３～５ｍ／ｓのクロスウインドです。

その程度の風なら何とかなりそうなので（根拠なし！）初飛行、やっちゃいます！＾＾；



私が製作したシーラスＳＲ２２の全備重量は１３０５ｇ（３セル２２００ｍＡｈリポ１８５ｇ含む）になりました。

主翼面積が１９．７ｄｍ2なので、翼面加重は６６．２ｇ／ｄｍ2になりました。

まぁ、スケール機ですから可もなければ不可もない感じです。

デカールを貼った機体はとても締まって見えます。

当たり前なのですが、スケール機ですから実機っぽい雰囲気がいっぱいです！＾＾；



初飛行なので、とりあえずパワーユニットのデータを取ってみます。

早朝からカメラマンや機体をアシストしてくれる仲間が集まってくれています。
本当に頭が下がります。



私のややくたびれた３セル２２００ｍＡｈのリポを接続し、フルスロットルにして回転数が安定するまで１０秒程回します。

電圧は９．６６Ｖ、ややくたびれたリポのせいか電圧降下があります。

電流値は３０．４Ａです。
アンプは４５Ａを使用していますので余裕です。

回転数は７，７７０回転ですが、引きは十分でした。



このシーラスはノーズギアとメインギアのホイルベースが短いせいか、タキシング中もオーバーステア気味で蛇行しやすいです。

ノーズギアのロッドをラダーサーボホーンの穴の位置をひとつ内側に変更しようかと思いつつも、とりあえず離陸させてみます。

蛇行しないで離陸させるコツは、まず、ハーフスロットルで機体を走らせます。
その間、ラダースティックで方向を修正仕切れなかったら、迷わず離陸を中断します。
次に、ラダートリムを取り直して再度離陸を試みます。



ハーフスロットルで機速が増すと、垂直尾翼が気流をつかむので進行方向が安定します。
そうしたら徐にスロットルをフルハイにすると、機体はいっそう速度を増して勢い良く離陸していきます。

実機らしく穏やかな角度で機体が上昇していきました。



機体が安全高度に達したら、ターンさせてトリムを取ります。

私の場合、エレベーターは問題ありませんでしたが、エルロントリムを数コマ修正しました。



トリムが取れたので、スロットルをハーフスロットルに減速して機体を近くに寄せてみます。

クルージングに入ったシーラスは、失速する兆候も見せずに安定して飛んでいます。

まずはひと安心です。



少しパワーを入れて機体を上昇させてみました。

さすがスケール機、シーラスはのシルエットは美しく実機感があります。

製作して良かった！
と実感するひと時です。



カメラの光軸と機軸が合った一瞬です。

このような画像はなかなか撮れるものではありません。



機体をバンクさせながら、こちらに向かってきます。

左右のエア・インテークの穴やスパッツ、主翼前縁のクロームのフィルムがとても良い雰囲気を醸しだしています。



カメラマンも慣れてきたのでしょうか。

望遠で思い切り引っ張ってくれています。

ノーズギアのスパッツとメインギアのスパッツの角度が違っていますね。

この辺はご愛嬌です。



シーラスの操縦に慣れてきましたので、ギャラリーの前をローパスしてみます。

こうして見ると、デカールが良く見えます。
デカールの貼り方って大切なんですね。



機体をバンクさせて旋回に入れてみました。

機首部の下にある２つの排気口が、とても印象的です。



シーラスの背面飛行です。

主翼を水平にキープして適度にエレベーターダウンを入れれば、意外と楽に背面飛行が出来ます。

調子に乗って、４ポイントロールもしてみたのですが、機速が乗っていれば、軸の通った４ポイントロールが可能です。



ループを試みます。

ＫＫＨＯＢＢＹの推奨するパワーユニットで、十分な上昇力を示します。

背面時にエレベーターをやや抜き、スロットルをスローにして降下してくると、等速で綺麗なループを描くことが出来ます。



フライトを楽しんでいたら、カメラのフレームにセスナが写り込んできました。

シーラスＳＲ７２２もセスナ１７２カージナルも同類の軽飛行機です。

なんだか楽しくなってきました！



バッテリーがなくなる前に、早めに着陸態勢に入れます。

滑走路に対して横風が強くなってきたので、ウイング・ローでアプローチに入ります。



地上高が１ｍを切ったので、エレベーターを少しずつアップにしてフレアーを掛けます。

着陸直前になっても失速の兆候も出ないため安心してフレアーが掛けられます。



無事に着陸したシーラスＳＲ２２。

初飛行は大成功です！



同時飛行していたセスナ１７２カージナルとの２ショットです。

実はシーラスに比べてセスナの方が寸法が小さいので、手前に持ってきてシャッターを切りました。



セスナのオーナーのＨさんと記念写真を撮りました。

私がシーラスを購入する動機であった「調布飛行場のような雰囲気」を味わうことが出来ました。

さて、
このシーラスＳＲ２２は商品として非常に良く出来ています。
機体の精度も良いし、飛びも安定しています。
胴体や主翼の作りも美しく、所有欲を満たす機体です。

読者の皆様も購入して損のない機体だと思いますよ！



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