「ナベさんの気ままなラジコン日記」(244)~零戦21型のフライトインプレッション~(2014/07/04)
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またまたラジコン仲間で職場の先輩から電話が入りました。
「あのさぁ、ゼロ戦買ったからさぁ、初飛行やってくんない?!」
映画「永遠のゼロ」の影響でしょうか、最近ゼロ戦が人気のようです。
「わかりました! ところでゼロ戦って、どこのゼロ戦ですか?」
「ん~良くわかんないんだけど、たぶん京商!」
「たぶんですか・・・では風のない早朝にしましょう!」
という訳で得体の知れない(失礼!)ゼロ戦の初飛行を引き受けることにしました!^^;
こちらが先輩の持ってきたゼロ戦です!
ネットでいろいろ調べたところ、たぶんですが
プリマクラッセシリーズのZERO EP500 21型 PIP引込脚仕様 のようです。
あくまでたぶんですが!^^;
スペックは全長829mm、全幅1100mm、全備重量約980g
モーター、アンプ搭載済み、5サーボリンケージ済みで受信機さえ積めば即フライト可能という安直なモデル。
もといお手軽なモデルに仕上がっています。
バッテリーはキットの指定どおりリポ3セル1800mAhを搭載していました。
初飛行の前にパワーユニットのデータを取ります。
このプロペラ、3ブレードのスケールペラの割には中々引きが良いです。
良質なリポなのでフルスロットルにしても電圧降下が少ないです。
電流値は15.8A、アンプの許容値が30Aですから楽勝ですね!
ゼロ戦を滑走路の端に置いてみました。
どうでしょう!
発泡のくせに(?)スケール感満点です。
機体から少し離れると、発泡製とは思えない出来の良さです。
スロットルを徐々にハイにして、ラダーでカウンターを打ったら急角度であっけなく離陸。
私としてはゆっくりと動きながら尾輪を上げ、主輪だけでしばらく滑走し、低角度で離陸していく姿を期待していたのですが、イメージがちょっと違いました。
発泡製の軽量ボディーにブラシレスモーターの組み合わせでパワーウエイトレシオ良過ぎです。
メインギヤを引き込んで安全高度まで上昇します。
とにかく機体が軽量なので、重力を物ともしない勢いでカッ飛んでいきます。
各舵のトリムを取ったら近くを旋回させます。
飛行中のゼロ戦は発泡の質感を感じさせません。
まるで精巧に出来上がったプラモデルが飛行しているようです。
目の前をローパスさせてみました。
どうです?
なんという凛々しいお姿!
もうほとんど映画「永遠のゼロ」の世界です。
ギャラリーも魅入っています。
ローパスからスロットルを入れて、再び上昇に移ります。
このゼロ戦のパワーといい、操縦していてストレスを感じさせません。
しばらく飛行させている内にバッテリーの電圧が低下してきたのか、今まで蜂のように俊敏に飛んでいたのが落ち着いてきました。
挙動が落ち着いてくると、操舵の剛性感が甘かったり、トリムが決まり難いなど、いろいろなことが少しずつ判ってきます。
しかし、それもこの姿と飛行性能からすると許容範囲だと思います。
メインギアを降ろして着陸態勢に入ります。
風が滑走路に対して横風に変わりました。
すると風見効果が出たのか、ゼロ戦が私たちの方向に向かってきます。
幸い滑走路に幅があるので、このまま降ろすことにします。
アチャ!
フレアーをかけて綺麗な3点着陸を試みたのですが、メインギアが草に引っかかり、つんのめってしまいました。
着陸でつまづいたものの、初飛行を無事に終えて満足のご様子の先輩です。
まずは、良かった! 良かった!
という訳で、ゼロ戦21型プロジェクト「永遠のゼロ」も無事に終了しました。
ちなみにゼロ戦21型って、「にいいちがた」と発音するんですね。
私はずっと「にじゅういちがた」と言っていたのですが、映画「永遠のゼロ」の中で「にいいちがた」と発音していたので、私の間違いに気づきました。
しかし、いくら発泡製とはいえ受信機を積んだだけでこんなに簡単にフライト出来るなんて・・・。
あれだけ苦労してASK21を作った俺はなんだったんだろう・・・。
このゼロ戦があまりにもあっけなく飛んでしまっただけに釈然としない朝のひと時でした。
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