「ナベさんの気ままなラジコン日記」(243)~YUGA premiumのフライトインプレッション~(2014/06/27)
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ラジコン仲間がサーマル工房のYUGA premiumを作ったというので、早速初飛行におじゃまして取材をさせていただきました。
さてさて、どうなることやら・・・。

新緑のランウェイに映えるYUGA premium。
全長1485mm、翼幅2655mm、カテゴリーとしては中型ですが、バルサキットから組み上げるのですから、それはもうたいしたものです!

主翼にはスポイラーが装備されています。
サーマル工房特有のベニヤから組み立てる方式です。

尾翼はVテールです。
ロッドアジャスターやホーンの品質が良さそうです。
テールが尾翼の先まで尖がっていて、まるでAPU(実機の補助動力装置)のようです。
この辺はなかなかデザインが凝っています。

YUGA premiumの機首まわりです。
プロペラはエアロノートの11×8、モーターはE-MAXのBL2220(電流値から見てたぶん/07)が搭載されています。
機首のサイドにある三角形の穴はモーター冷却用のエアインテークだそうです。

胴体後部に温まった空気を吐き出す穴が開いていました。
これはオーナーオリジナルだそうです。

バッテリーは3セル2600mAhを搭載していました。

スロットルをフルハイにしてパワーユニットのデータを測定します。
電流値が37.8A、結構流れていますね。
機体は軽量で引きはかなり強いので、プロペラをワンサイズ下げてもいいかも知れませんね!

プレフライトチェックを済ませて、いよいよ初フライトです!
パイロットはオーナー、手投げはラジコン仲間、カメラは私という体制です。

手を離れたYUGAは45度以上の急角度で力強く上昇していきます。
モーターの発熱のことを考えたら、やはりプロペラをワンサイズ下げても良さそうです。

安全高度に達したらトリムを取って旋回に入れます。
YUGAは中型機(バルサキットとしては大型機?)らしく、優雅に旋回に入ります。

低空をローパスするYUGA。
その挙動はとても落ち着いています。
前回ご紹介しましたASK21ほどのドッシリ感はありませんが、とても節度がありパイロットに不安は抱かせません。

YUGAの特徴でもあるガルウイングが鳥をイメージさせます。
弱いグランドサーマルを良く捉えています。

ファーストフライトは大人しく、早めに降ろすことにします。
スポイラーを立てた時のエレベーター・ダウンミキシングも適量なので、ちょうど良いグライドスロープでYUGAが降りてきます。

地上に近づくと地表効果で滑空比が延びてきます。
滑走路の距離が取れない環境ですと着陸技術を要するようです。

YUGAが無事に着陸しました。
上空で片側の旋回が出来なくなるというトラブルが発生しましたが、エルロン→ラダーミキシングを入れてやることでトラブルを解消しました。
どうやら特殊なガルウイングの大型機はエルロンだけでの旋回は苦手のようです。

オーナーで私のラジコン仲間のYさん。
YUGA premiumの初飛行を無事に終えてホッと一息の様子です。
まずは良かった!良かった!
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