「ナベさんの気ままなラジコン日記」（１８５）～シトロン主翼の修理③～（2013/5/17）

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シトロンの主翼の修理の第３回になります。
私のストックパーツの中にカーボンロッドが有りましたので、これを使ってメインスパーの補強をしてからフィルム貼りに入りたいと思います。



手持ちに幅５ｍｍ、厚さ１ｍｍのフラットロッドが有りましたので、これを使って主翼のスパーを補強します。
まずはカーボンロッドを接着しても面が合うようにヤスリで溝を掘ります。

雰囲気的にはヤスリで削るのとバルサを圧縮するのと半分半分くらいの感覚です。



ヤスリで作った溝に瞬間接着剤を塗ります。



その上からカーボンロッドを静かに置きます。
瞬間接着剤は多少時間を置いても強力に付きますから、カーボンロッドがズレないように、ゆっくりと落ち着いて作業を進めます。



フィルムを貼る前に、ピアノ線のダウエルをペンチで回転させながら抜き取ります。



それでは、いよいよフィルムを貼ることにしましょう。

使用するフィルムはオラライトのクリアイエローです。



裏面のフィルム貼りは簡単です。

主翼のサイズに合わせてフィルムをカットして、四隅からアイロンで点付けしていきます。
フィルムは張り気味にして、なるべくシワにならないようにします。
ちなみにアイロンの温度は「低温」です。




アイロンの熱で四隅を点付けしたら、各辺の中央、そのまた中央を点付けして周辺を固めていきます。



フィルムがある程度固定されてきたら、周辺を巻き込んでいきます。




フィルム周囲の４辺を完全に固定したら、いよいよ真ん中にまんべんなく熱を加えていきます。
どうしても取れないシワが出来ても、しばらくするとシワが消えることもありますので、投げやりにならないようにしてください。



次はフィルムを短冊状に細くカットします。



短冊状のフィルムは上反角の凹部に張ります。
フィルムを谷間に貼ると熱が加わった時の張力により浮き上がることがあるので、「押さえ」として短冊状のフィルムを貼っておきます。



今度は主翼上面に貼るフィルムをカットします。
写真のように上反角のついた接合部は直線ではないので、ペンで境界に印をしておきます。



ペンの印に合わせてフィルムをカットしていきます。
カッターが切れなくなったら、刃は惜しみなくカットしてください。



フィルムをカットしたら、アルコールを湿したティッシュでペンの跡を拭き取ります。



主翼下面と同様にして上面のフィルムも貼っていきます。



主翼中央部のクリアイエローが貼り終えたら、今度は翼端部のクリアブルーを貼ります。
特に主翼接合では念入りに貼ってください。



ざっとフィルムを貼り終えました。

来週はこまかいパーツを取り付けていきます。

それではまた！



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