「ナベさんの気ままなラジコン日記」(181)~F-86 セイバー フライトインプレッション~(2013/4/19)
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ここのところ週末になると爆風・大雨が続き、F-86 セイバーのロールアウトが延び延びになっていましたが、ようやく初フライトに最適な朝がやって来ました。
4月13日早朝、千葉県は風もほとんどなく雲ひとつない快晴のお天気に恵まれました。
こんな日は何かと忙しいラジコンに仲間に無理やりカメラを持たせ、取材に協力してもらうしかありません。
フライト前のチェックです。
確かKKHOBBYから「エレベーターUPの舵角は十分に取るように」と言われていたから、エレベーターUP側のTA(トラベルアジャスト)を多めに設定します。
ここでエルロンの舵が逆方向であることに気が付きました!
「エルロンをリバースにして・・・マジやばい。もう少しで墜落させるところだった」
「プレフライトチェックをやっといてよかった!」
セイバーをラジコン仲間に手投げしてもらいました。
機体が軽いせいか、手投げ直後に沈み込むこともなくあっさりと上昇していきます。
スロットルをハイにすると、セイバーの機速が加速度的増えていきます。どうやらパイプインした模様です。
音はジェット特有のキーンという音かと思ったら、発泡スチロール製の胴体に共鳴して「フォーン」という音がします。
まるで電気掃除機のような音です。
まぁ、それでも十分ジェットらしい雰囲気は出ています。
セイバーのナイフエッジです!
機首を30度ほど上げ気味のところからエルロンを90度切ります。
増槽タンクの浮力で支えていますが、すぐに限界がきます。
ラダーがありませんから所詮無理な話ですよね!
リポが1300mAhなので早めに降ろします。
2度ほどランディングアプローチを試みて降下率を見極めたら、いよいよ着陸本番です。
我ながら絶妙なアプローチです!
ヘッドアップしながら、ちゃんとフレアもかかっています。
自分を褒めてあげたい(笑)
と、ふざけていたら増槽タンクが草に引っかかってセイバーがもんどり打ってしまいました。
いや~ギャラリーに受けたこと受けたこと!
この手のダクテッドファン機は、やっぱり整地した滑走路でないと着陸は無理ですね。
リポを交換して2フライト目です。
左の増槽タンクが取れてしまっていますがフライトを続行します。
リポの性能が良いのか、私の操縦が慣れてきたのか、フルスロットルでのびのびと飛んでいます。
スピードが付いているのでハイバンクターンでも内側に横滑りしません。
カメラマンから「速くてカメラで追えない!」という声が!
ギャラリーから「何か芸をやれ!」との声が、とりあえずループと背面飛行を!
セイバーの主翼は後退角が強いので、ループの開始は良く水平を見極めてから行わないと、かなり捩れたループになりかねません。
慣れの問題かも知れませんが、水平飛行の見極めが必要です。
あと、ラダーがありませんから、当然、ループの途中でのラダー修正はできません。
背面飛行はエレベーターのダウン量は割りと多目に入れます。
ひととおり飛ばしてみて判ってきたのですが、エレベーターは最初の初舵は効きにくく、徐々にスティックを打っていくと効き始めます。
何といいますか、最初からエクスポーネンシャルが効いている感じです。送信機側で逆方向エクスポーネンシャルを掛けると舵がリニアーな感じになると思います。
増槽タンクが片方で飛んでいます。
エレベータートリムの狂いだけでなく、急激にスロットルをON OFFにするとダッチロールの兆候が現れます。
こんな増槽タンク1個でもフライトに影響を及ぼすものですね。
フライトに慣れてきたので余裕の表情です。
カメラマンが「速くて追いつかないからゆっくり飛ばして!」というリクエストが入ります。
2度目のランディングアプローチです。
ちゃんとヘッドアップしてフレアがかかっています。
今回も上手くいきました!
無事に初フライトが成功しました!
私のセイバーの全備重量は535g(3セルリポ1300mAh105gを含む)になりました。
重心位置を主翼前縁から800mmに設定したのでバラストを積みましたが、初飛行で予想外にピッチの安定性が見られたので、少しバラストを減らしても良いかもしれません。
この手のジェットに共通してロールは敏感で、ループを大きく取ると背面で崩れる傾向があります。
エルロンの舵角を少な目に、エレベーターの舵角を多めに取ると良いです。
このセイバーはかわいくて人目を引きますから、イベント用としてギャラリーの目を楽しませることでしょう!
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