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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(152)~信州フライトツアー空撮編~(2012/09/28)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



今回の信州フライトツアーで空撮をしてみましたのでご紹介します。



これが私の空撮システムです。
システムなんて偉そうなことは言えないのですが、サーボでシャッターを押すといった至って単純な構造です。

私なりのカメラの選び方は
①なるべく突起のない平坦なボディー形状であること。
②オートフォーカスが速いこと。
③軽量であること。
④丈夫で安価なこと。
です。
最近は軽量で安価なコンパクトデジカメが各社から発売されていますので、選択肢も広がって好みのカメラが入手できるようになりました。
私のカメラはパナソニックのDMC-FX37です。
もうとっくにカタログ落ちした古いカメラです。今では、もっと安価で高性能なカメラが簡単に入手できることと思います。



2mm厚の航空ベニヤとスクラップバルサを使ってカメラの台座を作ります。
図面などは引かずに、適当に現物合わせで台座を作りました。



4隅のタッピングビスはカメラの台座を胴体に固定する時、輪ゴムを引っ掛けるために付けました。



台座の上の部分にもバルサ材を使って台座がオフセットするようにしています。
これは空撮の時に、主翼の一部がカメラに写りこんでしまわないように、カメラを下方向に傾けるためです。



このサーボでシャッターを切ります。
サーボホーンでシャッターの中心部分を押すように、バルサ材を使ってサーボの高さを調整しています。

サーボは特にスピードやトルクを必要としません。
むしろサーボは遅いくらいでちょうど良いです。
通常、この手のオートフォーカスはシャッター半押しでフォーカスを合わせてからシャッターを切りますから、あまり速いサーボを使うとピントが合わないうちにシャッターが切れてしまいます。



カメラの裏側です。
カメラの着脱方法ですが、私もいろいろと試した結果、マジックテープが一番効果的だと感じました。
ベニや板にマジックテープの粘着力を高めるためにあらかじめエポキシ系接着剤を塗っておきます。
私はこれで全く問題なく使用していますが、不安な方は命綱のようにカメラと台座をワイヤーで繋いでおくと良いでしょう。



空撮用のカメラをパストラルに取り付けてみました。
機体は風見効果により風上を向きたがります。
被写体に対して太陽光線が逆光にならないよう台座の方向を決めます。



いよいよ空撮機、パストラルの発進です。
空撮は着陸地点を選べませんから、ハードに着陸してもプロペラが折れないように、最初から折りペラを使用します。
また、カメラを保護する目的でメインギアは残しておきます。



パストラルが離陸しました。
古いインナータイプのブラシレスモーターと3セル1500mAhのリポで機体は難なく上昇しています。



カメラが付いている分、左右の重量バランスが崩れますが、さほど気にすることはありません。
ラダートリムを数コマ調整するだけで、全く問題はありません。



それで実際に写してみましょう。
ビーナスラインと峠の茶屋の様子が写っています。
あたり一面の熊笹が、まるで芝生かコケのようにも見えます。



もう少し高度をとってみます。
奥まで続くビーナスラインのつづら折りが見えます。



自分たちの方向を撮ってみました。
写真下の方に白いゴミのような物が写っていますが、あれが私たちの持参したグライダーです。
よく目を凝らして見ると、フライト中のグライダーも見えます。



向きを変えて北の方を撮ってみました。
当日はガスがかかって良く見えないのですが、見えていたら美ヶ原高原美術館のオブジェや王ヶ頭の電波塔や王ヶ頭ホテルが見えるのですが・・・。



天気が回復して、かなり遠くまで見えるようになってきました。
青い空に白い雲。
緑の山肌。
遠くまで伸びるビーナスライン。
空撮はラジコン飛行機という趣味に新たな楽しみを教えてくれます。



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