「ナベさんの気ままなラジコン日記」(146)~ピッツの製作④~(2012/08/17)
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今週はピッツのエレベーターとラダーのリンケージを行います。

エレベーターとラダーのリンケージは、ノイズレスチューブの中にピアノ線を通す、ごくオーソドックスなタイプの方式です。
ノイズレスチューブを胴体内に設置した上からフイルムを貼ってあるので、ピアノ線の出口がよく判りません。
そこで、ピアノ線で突付いて、ピアノ線の出口を探ります。
ピアノ線の出口が判ったら、ペンなどで印を付けておきます。

ペンで印を付けた位置のフィルムに穴を開けます。
写真のように半田ごてでフィルムの表面を溶かしても良いですし、大げさなようでしたらカッターで切れ目を入れても良いでしょう。

エレベーターとラダーのロッドです。
途中の「山並み」になった所がロッドの長さを機械的に調整する部分だということは、みなさんご存知のことと思いますが、この「山並み」がノイズレスチューブに当たり、ロッドが動きません。
こういうのを「本末転倒」の典型と言うのでしょう。ロッドを短くカットして「山並み」の位置を変更します。

無事にロッドが通ったら、今度はエレベーターホーンの取付けです。
エレベーターホーンの位置は、ロッドにストレスを加えることがないように、可能な限りピアノ線の延長上に取り付けます。

ホーンの穴の部分がエレベーターのヒンジラインの垂直延長上に来るように取付け穴の位置を決めて錐で穴を開けます。

ホーン接着部分のフィルムをカットしてホーンが無理なく刺さることを確認します。
なお、この時点ではまだホーンを接着しません。

エレベーターをニュートラルの位置にして、ホーンの穴の位置でロッドを曲げるようにピアノ線にペンで印をします。
なお、この時点で既にエレベーターサーボホーンの位置はロッドに対して直交に取り付けられていることは言うまでもありません。

ピアノ線をZベンダーを使ってクランクに曲げた後、ホーンを取り付けてホーンをエレベーターに接着します。
接着剤ははみ出し易いので、爪楊枝を使って塗っています。
接着剤はスーパーXを使用してみました。

エレベーターホーンを取り付けてみました。
この後、接着剤が乾くまでの間、静かに置いておきます。

次はラダーのリンケージです。
こちらも基本はエレベーターのリンケージとほとんど変わりません。
ラダーホーンにストレスが掛からないように、ピアノ線の延長上にラダーホーンの位置を設定します。

ラダーホーンを仮組みしたら、ラダーロッドをクランクに曲げる位置を決めます。

こちらもホーンの位置が決まったら、スーパーXなどを使ってラダーホーンを接着します。

このようにラダーホーンの取付けが完了しました。

エレベーターホーンとラダーホーンの取付けの様子です。

最後にエレベーターサーボとラダーサーボのリンケージの様子を見ます。
ロッドのピアノ線を切ってサーボが動いてもロッドの「山並み」部分がノイズレスチューブに当たらないようにしてあります。
ロッドに対してサーボホーンも直交しています。
来週はエルロンのリンケージと主翼の取付けをします。
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