「ナベさんの気ままなラジコン日記」(144)~ピッツの製作②~(2012/07/27)
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関東地方は梅雨が明け切らないのか、相変わらず週末は雨か、晴れても爆風の日が続いています。
夕方あたりになれば飛ばしやすい天候になる時もあるのですが、その時間帯のフライトエリアはF3A機で混んでいたり、私の雑用があったりと、なかなかPusher Starの初フライトに至りません。
読者のみなさまには大変申し訳ないのですが、もう少々お待ちください。
さて、読者プレゼントの当選者が決まりました!
たぶん来週あたりになると思いますが、当選者の方から画像や感想が送られてきましたら、この場でご紹介したいと思います。
さて、それではピッツの製作を続けます。
水平尾翼、垂直尾翼を差し込む溝のフィルムをカッターで切り取ります。
この時カッターの刃が切れないと、フィルムの切れ目がボロボロになってしまうので、カッターの刃は新しいものに替えておきます。
また、溝の長さと水平・垂直尾翼の寸法が合わない時もあります。
私のキットは溝の方が少々長くて、少し隙間が出来てしまいました。まぁ、電動ですから許されますが、グローエンジン機の場合は、何かしらシーリングをしないといけませんね。
水平尾翼にエレベーターを取り付けます。
エレベーターを差し込むと、ヒンジが隠れて瞬間接着剤を流す位置が判らなくなってしまいますので、あらかじめペンで印を付けておきます。
ペンの位置を頼りに瞬間接着剤を少量垂らします。
その後、ペンの跡はアルコールを湿したティッシュで拭き取れば、簡単にきれいになります。
水平尾翼の接着にあたり、胴体との接合面の境にもペンで印をします。
ペンで印をしたラインのやや内側に沿って、カッターでフィルムを切り取ります。
尾輪の取付け位置を決めたら、ラダーにピアノ線を差し込む位置にペンで印をします。
ペンの印に合わせて、バイスでピアノ線の通る穴を開けます。
最初はピアノ線より細いバイスで開け、徐々に太いバイスに変えていきます。
次にピアノ線の通る溝をカッターで切り取ります。
ピアノ線がしっくり通るようなら、エポキシ系接着剤を使ってピアノ線をラダーに接着します。
接着剤が硬化するまで、万力などを使って固定しておきます。
このままですと何回かの飛行の後、尾輪が取れる可能性があるので、木綿糸を使って尾輪をラダーに固定しておきます。
こんな感じになりました。
木綿糸には瞬間接着剤を少量流しておきます。
これで尾輪が外れる心配はなくなりました。
なんだか30年以上前のUコンの製作の知恵のようです。
水平尾翼を接着する前に、水平尾翼に合わせてヤスリで接着面を整形しておきます。
胴体と水平尾翼の直交の具合を見るのに格子状のドアや窓を利用するのも良いでしょう。
案外、人間の目も正確なものです。
垂直尾翼を取り付けようと思ったら、ラダーがエレベーターに干渉してしまいました。
ラダーを削り取る部分にペンで印をします。
印に合わせてルーターでラダーを削ります。
垂直尾翼を差し込んで、具合を見てみます。
今度は良いようです。
このように、ラジコン飛行機の製作は木工ですので「現物合わせ」か「カット アンド トライ」が原則です。
垂直尾翼の位置合わせが出来たので、接着面のフィルムを切取るための境界線を引きます。
カッターでフィルムを切り取ってみました。
垂直尾翼もラダーも隙間無く胴体に付くことを確認してから、瞬間接着剤でラダーを国定します。
垂直尾翼の接着面にエポキシ系接着剤を塗ります。
垂直尾翼の位置調整がありますので、瞬間接着剤よりも硬化まで多少時間のかかるエポキシの方が好都合です。
ピッツの尾翼周りが完成しました。
水平尾翼との直角度やズレなどがありましたら、接着剤が硬化する前に位置調整をしておきます。
それではまた来週!
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