「ナベさんの気ままなラジコン日記」(108)~パプリカの製作⑤~(2011/11/25)
ナベさんのプロフィール(過去の日記はこちら)
今週もお便りの紹介をします!
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バルサキットの作り方やラジコンに対する姿勢や考え方は大変参考になります。いわゆるベテランと言われる昔からラジコンをされている方々の中にはゴーイングマイウェイといいますか、独りよがりな考えに陥りがちなものです。なべ様の記事はそういう方々(自分も含めて)に是非読んでいただきたいと思います。
ラジコン日記の初期のころ(1回~7回目)の内容はもうマナーですね!特にラジコン仲間にこの記事を読むようすすめてます。
「バルサキットを作ろう」の激レアツインプラム号の解説が大変丁寧でわかりやすいのでよかったです。またバルサキットの製作記事お願いします。(個人的にはテトラのフィンピー15が希望です)
南の島のラジコンオヤジより
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南の島のラジコンオヤジさん、お便りありがとうございます!
ラジコン業界にしても空物のラジコン愛好家にしても、とても狭い世界の中で活動しているように思われます。
ラジコンのモデルショーや各地のフライトショーに行くと、大概は顔なじみの人がほとんどです。
誰かが何か言ったとか、何かしたとかいう噂は、良い話でも悪い話でも瞬く間に伝わります。
私も信州の山奥のスロープで初対面の人に「ナベさんでしょ?!」と話しかけられたり、伊豆の達磨山で愛知県の方に「ラジコン日記読んでますよ!」と言われたり顔が割れているとあまり悪いことも出来ないなぁと(悪いことをする気はないのですが)思ったりもします。
ラジコンクラブやサークルって地域によっていろいろ特色はありますが、一般的によそ者を受け付けないところが見受けられることが往々にしてありました。
そして大概の場合は、地元の権力者、声の大きい人、操縦の上手い人、機体にお金をかけている人、以前から長くいる人などがリーダーシップを発揮していることがあります。
別にリーダーシップを発揮することは良いことなのですが、それが自己中心的なリーダーシップだと周囲の人が疑問や時には嫌悪感を感じる場合もあります。
お恥ずかしい話ですが私の所属していたクラブでも、空中衝突による損害額を価格の低い飛行機の操縦者に請求したとか、混信で墜落した原因を探るために会員の車の中を一台一台調べたとか、常識で考えたら信じられないことが過去にありました。
やはりリーダーとなるべく人は、人格的に優れていて、法律の知識もあり、正しい判断が出来る人がならないと、そのクラブは不幸ですし去っていく会員も出てきます。
「会員が減って飛ばす機会が増える」などと考える人もいますが、それは大きな間違いです。
ラジコンクラブやラジコンに悪い印象を持って去っていった人は、騒音や墜落などを理由に、地域や行政や警察に働きかけて、その場所をラジコン禁止にする活動を始めることもあるのです。
だからという訳ではりませんが、せっかく同じ趣味で知り合った仲間同士なのですから、みんなが礼儀正しくルールを守って、互いの人権を尊重し合って、楽しく和気あいあいと過ごせる時間を大切にしたいと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
だいぶ脱線してしまいましたが、まもなく完成するパプリカの製作を続けます。
パプリカのパワーユニットの選定ですが、私の場合は自前のストック(ジャンクかも?!)の中から、以前、墜落させたメイスのモーター、プロペラ、スピンナーを流用しました。
ブラシレスモーターはER-252312d、プロペラは12×6折ペラ、スピンナーはターボスピンナーを使用しています。
なお、メイスの墜落の原因は背面時にバッテリーがはずれて操縦不能となり大破したため、墜落の原因は全て私にあります。念のため付け加えておきます。
モーターをそのままマウントに取り付けるには手間がかかりますので、同径の長いボルトをねじ込んでから写真のように誘導します。
モーターをマウントまで誘導したら、リード線の処理をしてビスで固定します。ビスは緩まないようにロックタイトを少量付けます。また、ねじ山を潰さないようにプラスドライバーは太目の物を使用します。
アンプも自前のストック(これもジャンク)の中から探し出しました。50Aもあれば十分です。パプリカはVテールですし、バタフライミキシングも掛けますのでBECは余裕のクールBECです。
バッテリーベットを胴体内のRに合わせて整形します。
メイスの飛行中にバッテリーを脱落させたので、今回は慎重に作りこみます。
バッテリーを固定するマジックテープを取り付けます。
ビスの頭がバッテリーを傷付けないように注意します。
バッテリーはKYPOMのK6 3セル2200mAhを使用しました。
リポを複数使用する場合は、充放電の管理をし易くするために写真のようにテプラなどを使って番号を付けると良いでしょう。
キャノピー取り付けるピアノ線をキャノピーのラインに沿って曲げます。
キャノピーにピアノ線を乗せたら、その上からグラステープを乗せます。
グラステープは変形したりほつれ易いので、静かにそっと乗せます。
エポキシ系の接着剤を上から垂らします。
最初はまだらでもかまいません。
上からドライヤーで熱風を送ると面白いようにエポキシが染み渡ります。
いい気になってやっているとキャノピーが熱で変形してきますので、適当なところで止めます。
ついにパプリカが完成しました!
部屋の中では大きいと感じましたが、フィールドに出るとそれ程でもありません。
中型グライダーといったところでしょうか。
このグライダーをスロープに持っていく前に、バタフライミキシングなどの調整をします。
フライトの模様は来週お届けします。
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