「ナベさんの気ままなラジコン日記」(97)~EV-97ユーロスターの製作③~(2011/09/09)
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北海道の美幌峠でスロープソアリングを楽しんでいるIさんからお便りが届いていますのでご紹介します!
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こんにちわ!
目から鱗のサーボ消費電力テストに感心しました!
私も2年ほど前、OKのターメリック初飛行で、わずか数分でノーコン・・川の中(ii w ii)という苦い経験をしました。
完全にアンプのBECの容量が足りないのが原因でした。
T国製の40アンペアBEC 3Aという性能でしたが、なんとその後,
同じアンプの説明が変わっていて、BEC 1.5Aに(@0@)ナなんで?
この後は必ず別電源使用する用にしています(燃える事も考えて)
やはりラジコンは安全第一で楽しみたいですよね!
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Iさん お便りありがとうございます。
よく考えてみればBECって、「サーボ4個まで」とか、かなりいい加減な考え方でしたよね!
まるで迷信に近い扱われ方だったと思います。
その後、クールBECや三端子レギュレーターが普及してきましたが、結局のところ自分の飛行機はどれくらいの消費電力なのかを、はっきりと掴んでいないと不安要素は払拭出来ないわけですね。
特に空物ラジコンの場合、何処に墜落するか判らない不安材料を残したままフライトをするのは精神衛生上良くありません。
そのようなことから消費電力の測定を企画した訳ですが、意外と好評だったので安心しました。
屈斜路湖をバックに悠々と飛ぶグライダー、想像しただけで夢のような世界です。
私も北海道に行きたくなりました!
さて、ユーロスターの製作を続けます。
今週はエレベーターとラダーのリンケージをします。
各舵のホーンとアジャスターの接続部にガタが生じないことと、ロッドが軽くスムーズに動くことがリンケージのポイントになります。
エレベーターとラダーのチューブ状のロッドガイドは既に胴体内に納められていますので、ロッドの出口は胴体側面を良く見て指で確認します。
ロッドの出口はカッターでフィルムを切っても良いのですが、そのまま切り口が広がるのを防ぐために、半田ごてを使って出口のフィルムを溶かしました。
ロッドを通してみたところ、ラダーは問題なかったのですが、エレベーターのロッドの動きが渋かったので、ロッドのピアノ線をやや曲げてストレスを解消しました。
エレベーターホーンは、キットの状態で既に取り付け済みです。クランクに曲がっているロッドをどうやって取り付けようか、しばし考えていたのですが、幸いなことにエレベーターホーンがプラスティック製で柔らかいため、ホーンをラジオペンチで曲げながらロッドを押し込みました。
写真のような感じでエレベーターロッドを取り付けました。ロッドを曲げたことにより、動きがかなりスムーズになりました。
エレベーターとラダーのサーボはタワープロのSG91Rを使用しました。
このサイズでベアリング入り、しかもハーフメタルギアを使用したサーボです。
サーボホーンの穴をクレビスに合わせて広げます。
バイスを使って慎重に徐々に広げていきますが、必要以上に広げないように心がけます。
何かの衝撃でクレビスがホーンから外れないように、燃料パイプを輪切りにしてクレビスに挿入します。
写真のようにエレベーター用とラダー用に2組作ります。もし、この時点でガタが出てしまった場合は、もう一度作り直します。
サーボを胴体に取り付けます。
送信機と受信機をONにして、サーボホーンがロッドと直角になるように、予め送信機のサブトリムで調整しておきます。
サーボホーンにロッドを取り付けます。
クレビスはロッドアジャスターのネジヤマの中央の位置にして、前後どちらにでも調整できるよう、調整シロを確保しておきます。
エレベーター、ラダー共にリンケージが完成しました。
リンケージにガタはないか、ロッドがスムーズに動くか、舵角は十分に取れるか、もう一度確認しておきましょう。
それではまた来週!
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