「ナベさんの気ままなラジコン日記」(80)~関宿滑空場に行ってきました!~(2011/05/13)
5月になると、私たちがグライダーを飛ばしている田んぼにも水が入り、いよいよ田植えの季節を迎えます。もちろんそこではグライダーを飛ばせなくなりますし、所属しているラジコンクラブの周辺も田んぼなので、田植えと稲刈りの時期にはフライトを自粛することになります。こんな時は飛行機の製作でもしていれば良いのですが、それだけではモチベーションが下がってしまいますので、仲間を誘って関宿滑空場見学ツアーを開催しました!^^;
道路が空いていたせいか、午前9時には関宿滑空場に到着しました。
みなさん、思い思いにグライダーの組み立て整備をしています。
今日の天気は晴れ。気温は26℃まで上がる予報です。良質なサーマルが発生してソアリングも楽しめそうです。
ここが関宿滑空場です。
手前の大きなトレーラーの中に本物のグライダーの胴体、主翼、水平尾翼と工具一式が入っています。
このグライダーをラジコンと同じように組み立てていきます。
まずはグライダーを引っ張る曳航機が目に入りました。最初、クリスティン・ハスキーかと思いましたが、良く見たらパイパーカブJ3でした。黄色いJ3を見慣れているもので、これはなかなか派手なカラーのJ3でした。
パイパーカブJ3の尾翼です。垂直尾翼とラダーの間の隙間が思っていた以上に空いています。水平尾翼と垂直尾翼との張線の張り方が、ラジコンそっくりです。ていうか模型が実機の真似なんですけどね!^^;
水平尾翼の前縁のところに胴体に切り欠きがあります。あれで水平尾翼の迎え角を調整するようです。
パイパーカブJ3の尾輪まわりです。ラダーは当然のごとくワイヤーリンケージです。ラダーホーンがこれでいいのかと思うほど華奢に出来ています。タイヤの上方にある筒の中からトーイングワイヤーが出てきます。
続いての曳航機はフランス製の小型機ロバンDR-400です。大きくて丸くてかわいいキャノピーは視界が良好です。北海道の滝川でも曳航機にロバンDR-400を使用していました。
こちらはモーターグライダーのグローブG109Bです。この機体もかわいくて好きな機体です。モーターグライダーでは、このグローブG109Bをスマートにしたようなホフマンディモナという機体があるのですが、この日は見られませんでした。
後ろにロバンDR-400が写っています。独自の翼端上反角が個性的ですね。
これは組み立て点検中のジュニアですね。このグライダーはめずらしく水平尾翼の無い機体で・・・というのは冗談で、これから取り付けます(笑)。
これはアサヒソアリングさんのグローブG103AツインⅡアクロです。教習生はこの機体で練習します。私も飛びたくなってきました。
ん~と、ディスカス2bです。書いてあります(笑)
こちらは東京大学航空部のASW24のようです。丸いキャノピーの切り口が特徴的です。
こちらはLS3ですね。同じく書いてあります(笑)
ピストです。曳航機による離陸待ちのグライダーが整然と並んでいます。
ロバンのエンジンが唸りを上げてグライダーを曳航しています。ロバン単体ではとっくに離陸している距離ですが、負荷が掛かっていますのでグライダーが先に浮き上がり速度が十分に付くまではローテーションしていません。
浮き上がりました!曳航機に先導され、グライダーが優雅に飛んでいます。グライダーが空の貴婦人と呼ばれる理由も分かるような気がします。
グライダーがかなりの高度に達しました。そろそろロープを切り離してブレイクする頃です。穏やかで気持ち良さそうです。
パイパーカブがASK13を曳航しています。どちらもレトロで良い味を出しています。
東京理科大のKa-6のようです。翼が太陽の光で透けて大変美しい機体です。
ASK21です。機体の表面が非常に滑らかで、とても美しい機体です。私も滝川で乗りました。
グライダーがスボイラーを出して降りてきます。一方手前ではパイパーカブがトーイングの位置に引き返してきます。お天気が良いせいか、この日の関宿滑空場はとても賑やかでした。
なかなか面白いシーンを撮影しました。
グローブG109Bを分解して車で移動しているところです。おそらく、このままハンガー(格納庫)に収めるところでしょう。河川敷とハンガーの間に一般道があるので、細心の注意を払って道路を横断していました。
さて、お約束しておりました「ナベさんの気ままなラジコン日記」読者プレゼント第2段のお知らせです!
平成23年5月31日(火)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『ASW28(EPO製:メカ付)』をプレゼントします。
今後は、第90回、第100回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、このページの下の感想フォームをクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。
このASW28はスパンが2mあり、EPO製にしては大型機の部類に入ります。スロープをハイスピードでキンキン飛ばす機体ではなく、どちらかというとグランドサーマルを捕らえて上昇させるサーマルソアラーです。とはいえバラストを積んで重心位置を良く合わせて走らせて浮かせるタイプの機体です。
是非、ご応募ください。
「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第90回、第100回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)