「ナベさんの気ままなラジコン日記」(62)~FA-200のメンテナンス②~(2011/01/07)
みなさん、新年あけましておめでとうございます!
今年もKKHOBBYならびに私のラジコン日記をご愛顧のほど、よろしくお願いします。
え~今頃何を言っているのだと思われそうですが、実はこの原稿を書いているのは平成23年の元日なのです。この原稿と画像がそろってWEBサイトにUPされるまで多少のタイムラグがあります。
さて、前回はFA-200のエレベーターのリンケージをワイヤーリンケージに直して、エレベーターの操縦感覚も飛躍的に改善されたのですが、フライトのごとに相変わらずガーガーと共振音がします。そればかりかちょっとラフなランディングをしたらノーズギアがもげてしまいました。
そこで、今回はノーズギアの付いている第一防火壁の補強と共振箇所を調べることにします。
ノーズギアがもげてしまった部分の第一防火壁をカットします。作業を進めるためには、当然機首下部のプランク材も切り取ります。このプランク材ですが、なんと1mmのソフトバルサが使われていました。度重なるランディングでプランク材に亀裂が入っていました。もしかして、この部分が共振していたのかも!原因が見えてきたので気分が明るくなってきました。
第一防火壁を2mmベニヤを2枚使って補強します。合計4mm厚になりますから、今度は多少ラフなランディングをしても、そう簡単にノーズギアはもげないでしょう。
切り出したベニヤ板をエポキシ系の接着剤で内側から接着します。左側に少し隙間が開いてしまいましたが、外側からも補強しますので、あまりツッコミは入れないでくださいね!^^;
外側からも2mmベニヤをエポキシ系の接着剤で補強します。
隙間の部分にはマイクロバルーンで埋めます。マイクロバルーンをそのまま置いて瞬間接着剤を流してもよいですし、エポキシに混ぜて使用しても結構です。
第一防火壁の補強が済んだら、機首下面のプランク材を接着する前に補強材を入れます。この補強材はオリジナルの設計では3本だったのですが5本に補強します。
機首下面のプランク材は1mmソフトバルサでしたが、1mmのミディアムバルサを2枚使用して2mm厚とします。間に接着剤が入るので適度に振動を吸収してくれるのではないかと期待しています。
1枚目のプランクが終わったら、サンディングボードで面を合わせてから2枚目を接着します。まずは中央部分を接着し、接着剤が乾いたら、両端を曲げながら瞬間接着剤で固定してしまいます。
接着剤が乾いたら、サンディングボードを使ってていねいに整形すると新品のように仕上がります。こういう時、バルサの機体は修理がしやすいので助かります。
ノーズギアを仮組みして、ステアリングが上手く動くか確認してみます。
ノーズギアの動きに問題がなければ、一度取り外してからフィルムを貼ります。フィルムは木目が透けないようにオラカバの白を使用しています。
フィルム貼りが終わったら、ノーズギアを取り付けます。先ほどステアリングの動作確認をしておいたので、全く問題はありません。プランク材も2mmに補強したので、思いの外しっかりした感じがします。
ノーズギアのリンケージをラダーサーボに接続します。
このスピンナーは元々白いスピンナーの上から青いラッカーで塗装したものでした。度重なるフライトでだいぶ塗装がはげてきたので、再び塗装し直すことにしました。塗装前に800番のサンドペーパーで下地を整えます。
青のラッカースプレーを3回ほど吹いてみました。カウリング、プロペラ、スピンナーを取り付けたら、新品のように綺麗になりました。
エレベーターのリンケージをワイヤーリンケージに改良し、ノーズギアの補強をして、機首のプランク材を補強してみました。考えられるバグは対処したつもりですが、やはりテストフライトは緊張します。
不安をよそにFA-200は大空に舞い上がりました。エレベーターの操舵感も良好ですし、プランク材の補強のせいか共鳴音も少なくなりました。とても良い操縦感覚です。
バレルロールをしてみました。スケール機らしく軸の通らないロールは、なかなか難しいものです。
フラップを降ろしながら着陸態勢に入ります。フラップにはディレイを0.8秒入れてありますので、フラップを降ろした時の姿勢の乱れはあまり感じません。とりあえず気持ちよい操縦感覚のFA-200に仕上がりました。
後は、パワーの問題ですが、前にも書きましたが、スケール機らしい飛びとしては十分なので、もう少しフライトを重ねて様子を見ることにします。
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