「ナベさんの気ままなラジコン日記」(59)~SALTOのフライトインプレッション~(2010/12/17)
いよいよSALTOの初フライトの日が来ました!真冬の休日ですが、風は0~1m/sで、気温も17℃と、初飛行には好条件の日になりました。
私が製作したSALTOは、胴体が750g、主翼が540g、3セル2500mAhのリポが210gで、重心位置を合わせるためのウエイトが65gを合わせて、総重量は1,565gとなりました。
通常は2000mAh程度のリポで十分に飛行可能だと思うのですが、重心位置がテールヘビーとなってしまい、取扱い説明書に指示された重心位置(前縁から40~50mm)に合わせるために2500mAhのリポを使用しました。それでも重心位置が合わなくて65gのウエイトを機首部分に積んだという次第です。
SALTOを組み立ててから、送信機の動作確認をします。
パワーモードでモーターを回し、グライドモードでバタフライを展開する切り替えスイッチを動かして、グライダーの動作確認をしています。
これにVテールがプログラムされていますから、頭の中を整理するために何度もシュミレーションしています。
いきなり飛ばすのではなく、パワーユニットの電気的なデータを取ってみました。
リポは満充電ではないのですが、電流は約25A流れて、その時のプロペラの回転数は7,000回転でした。
プロペラの引きも、そこそこ良いのでフライトを決行します。
グライダー仲間に機体を持っていてもらって、バタフライの舵角をチェックします。
最初は舵角はあまり取らずに、フライトを重ねながら徐々に煮詰めていくつもりです。
仲間の手投げによりSALTOは離陸上昇を始めました。
プロペラの引きも良く、安定して上昇して行きます。
最初はあまりバンクをかけずに穏やかなターンで持って行きました。
アンプのブレーキ設定がオフになっていたため、プロペラが空転しています。
スピードはそこそこ速いですから、最初は目が慣れるまでは大人しいフライトを心がけた方が良いでしょう。
2フライト目です。
1フライト目の反省点としてアンプのブレーキ設定をONにしたところ、すぐに折りペラが格納されました。
アンプの設定にはプログラムカードが判りやすくとても便利です。
日差しの下でもLEDの光がハッキリ判ります。
主翼の下のエレベーターとフラップのカバーが目立ちますが、Vテール独自のなかなか精悍なスタイルです。
旋回時にエレベーターの操作が荒いと翼端失速を起こすことがありますので、エレベーターで吊るのではなく、むしろダイブさせて加速しながら旋回すると良いでしょう。
SALTOを下から撮ってみました。エレベーターとフラップのカバーを白く塗装しておいて良かったと思いました。
主翼の根元に印が付いていますが、これは適正な重心位置が判るように、ビニールテープで付けたマーカーです。
このSALTOは微弱なサーマルを拾って飛ぶというよりも、山岳地帯のスロープで風を切って走る方が得意のようです。
まもなくランディングアプローチです。
着陸距離が伸びるかと思っていたのですが、ここで強い南風が入ったので、意外とショートしました。
上空でバタフライを使ってみたのですが、最初は調整が取れていないので、いささかトリッキーな動きを見せました。
もう少しフライト回数を重ねて、失速速度などにも良く慣れてから、徐々に調整していきたいと思います。
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