「ナベさんの気ままなラジコン日記」(56)~伊豆フライトツアー(後編)~(2010/11/26)
平成22年11月13日(土)
下田のお気に入りのペンションで伊勢海老のフランス料理と温泉を堪能した後、一夜明けて今度は達磨山に向かいます!
車は下田から国道414号線を北上します。途中、ループ橋を登って周囲の紅葉を楽しんでと、ほとんど観光気分です。いつもラジコンのことばから考えているのではなく、たまには観光気分で周囲の紅葉やわさび田の景色を楽しむゆとりも良いもんだなぁと、つくづく思いました。
国道414号線とは伊豆市で別れ、国道136号から西伊豆スカイラインを目指します。この辺は斜面の多い山村地帯です。国道136号を左折して西伊豆スカイラインに入ると、周辺は一面ススキ野原です。すでに晩秋から初冬の景色に早変わりしています。
さて、目的地の達磨山に近づきました。
達磨山山頂へのアクセスは、南側の戸田峠駐車場からの登山道入り口と北側の達磨山登山道入り口(こちらには駐車場はないが、乗用車なら3台くらいのスペースがある)の2通りの方法があります。どちらから登るか迷ったのですが、北側登山道入り口に「山頂まで500m」という看板があったので、北側から登ることにしました。
出発前にペンションの前で記念撮影です。
いい歳の男が2人で泊りに来たので、怪しい関係だと勘違いされてもいけませんから、私たちのグライダーを披露しました。この写真はペンションのご主人が撮ってくれたもので、次回泊る時には、たぶん部屋の壁に貼られていることでしょう!^^;
北側の登山道入り口の空き地に車を止めて山を登ります。
登山道は階段も付いていて良く整備されて問題も無いのですが、いかんせん傾斜が急なため、何度も何度も休憩を取りながら登っていきます。
「南から登ったほうが、距離はあるけど楽だったかなぁ?!」
と思ったのですが後の祭りです。
コブをひと越えふた越え乗り越え、振り向くと富士山が見えました。
靄がかかっていてはっきりとは見えませんが、伊豆まで来たんだなぁと実感する瞬間でした。
しかし、まだまだ登りは続きます。
とうとう山頂に着きました。
達磨山の山頂の標高は981.8mと書いてあります。
ここに着いた時はヘトヘトです。もう声も出ずにグライダーを組み立てています。
はじめて来たエリアなので、とりあえずパストラルで山の状況を空撮してみます。
この写真はパストラルを北側に持っていって、南に向けて撮った写真です。登山道は達磨山の尾根に沿って南北に伸びています。その南側の奥に西伊豆スカイラインが見えます。
斜面は写真左側が東斜面、右側が西斜面となります。駿河湾から戸田港を渡って北西から吹いてくる風がベストの状況らしいのですが、あいにく当日は東の風でした。
私は登りで疲れてしまったので写真撮影に徹します。
本日の風は東の風5~7m/sです。友人の教祖さま(ハンドルネーム)がナツメグⅡを飛ばし始めました。アイレベルより下には乱気流があってグライダーが揺れるのですが、上空は至って安定しています。はじめてのエリアなのにとてもリラックスして飛ばしています。
そうこうしている内に、愛知県からグライダー愛好家の方々が来ました。同じ趣味の仲間だからでしょうか、すぐに打ち解けました。
「KKHOBBYでラジコン日記を書いているナベさんですよね!」
もう、すぐにバレバレです。
「以前、RCエアワールドで工作室やってましたよね。ムサシノの掲示板でも千葉のスロープエリアを紹介したり・・・。」
はいはい、そのとおりです!
彼らが手投げしているグライダーはKKHOBBYで扱っているASW28です。みなさんKKHOBBY愛好家で、いろいろ買っていただいているようです。
ありがとうございます。社長になり代わってお礼を申し上げます!^^;
ASW28が、とても安定して飛んでいます。
翼端のウイングレットやラダー、水平尾翼が赤く塗られていて視認性が良くなっています。、多少の靄がかかっていてもへっちゃらです。
左側のお2人も愛知県から来られた方です。いくつになってもラジコングライダーを楽しんでいらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。
この日はKKHOBBYで扱っているDG-1000を飛ばしていました。
これがKKHOBBYで扱っているDG-1000です。
この製品はエルロンとフラップの後縁がやたらと厚いのですが、そのあたりはきちんと整形されていました。オーナーいわく「とても飛ばしやすいグライダーです。」とのことでした。
主翼や尾翼の付け根に修理した後がありましたが、それでも大切に飛ばされていました。模型を大切にする気持は素晴らしいです。私も見習わなければいけないですね。
スパン1.6m位だったかな?!
とてもかわいいグラウプナー製のEPO機です。
ご自分で塗られた翼端のオレンジと赤のグラデーションがとても鮮やかでした。
塗装の参考になりました。
どこのメーカーかは聞き忘れましたが、スパン2m超のFOXです。こちらも軽いEPO機ですのでFOXの割には?ゆっくりと穏やかに飛んでいました。
胴体上の緑色のテープで固定されているのはウエイトで、フライト毎にウエイトの位置を変えて重心位置を調整していました。
達磨山山頂の風景を空撮してみました。
南北に伸びる登山道の先には戸田港が見えます。天気が良ければ、もっと素晴らしい景色が見えたことでしょう。
山頂は、わずか10畳程度のスペースしかありません。そこには石がころがっていて、グライダーの着陸は出来ません。
その狭いスペースにRCグライダーの愛好家や登山者やハイカーが入れ替わり立ち替わり訪れます。私たちもエチケットやルールを守り、RCグライダーは安全で楽しい趣味であることを他の人たちにPRしていかないと、その内飛ばせなくなってしまうのではないかという危惧もあります。
今回のフライトツアーでは愛知県の、しかもKKHOBBYのお客様とも出会えた素晴らしいツアーでした。みなさんはこの日戸田の民宿に泊って早目の忘年会をするそうです。
それぞれが思い思いのライフスタイルでラジコングライダーを楽しんでいるのだなぁと思うと、なんだか嬉しくなってきました。
この後、私たちは沼津港で海の幸を堪能してから沼津ICから東名で自宅に向う予定で車を走らせたのでした。
おしまい!
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