カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS
 

「ナベさんの気ままなラジコン日記」③~仲良く楽しく!~(2009/11/20)

私が言うまでもなく、ラジコン飛行機は、とても健康的で楽しい趣味です。この素晴らしい趣味を末永く楽しんでいくためには、どうしたら良いのでしょうか。目標を持って進む。競技会に出場する。はいはい、それも一つの方法でしょう。しかし、全ての人に競技会に参加することを勧めるのは、いささか無理があります。
私は、ラジコンを長く続けていくためには仲間と楽しく過ごすことがとても大切だと思うのです。ラジコンを通じて知り合った仲間と楽しく話をしたり、自由に飛ばしたり、そんな週末を迎えるのが楽しくてし方がないという人間関係がベストだと思うのです。では、その様な関係になるには、どうしたら良いのでしょうか。ラジコン特有のエチケットやマナーを含めて、少し考えたいと思います。

①挨拶をする。
ラジコンといえども、人が集まれば社会が出来ます。その社会を円滑に運営するためには、決まりや約束事が必要になります。会った時や帰る時には明るく挨拶をして、自分が使用したいバンドの確認をするなど、話しやすい雰囲気作りをしましょう。

②その場の空気を読む
飛行場に着いたら、すぐにでも飛ばしたい気持は分かります。しかし、一度深呼吸をして回りの状況を良く見てみましょう。今、何機飛んでいますか?待っている人は何人いますか?自分と同じバンドの人は何人いますか?自分が機体を広げようとしている場所は、仲間の邪魔になるような場所ではないですか?よ~く確認してKY(空気が読めない)君などと、陰で言われないように注意しましょう。

③プロペラ後流に人はいないか
機体に燃料を入れて、バンドを確認したら、すぐにでもエンジンをかけたくなります。しかし、待ってください。そのプロペラの後流付近に人はいませんか?もし、その人が食事をしていたら埃をかけてしまいますから、良く気配りをしましょう。

④自慢話より聞き上手
苦労して作った愛機の話はしたくなるのは当然です。しかし、それも程ほどにしましょう。自分にとって心地よい話でも、相手にとっては自慢話としか思えないことが良くあります。自慢話はイケナイと言っている訳じゃありませんが、程ほどにして、相手の話も聞くようにしましょう。

⑤滑走路に長く立たない
操縦技術や機体の性質により、どうしても滑走路に立って離陸したい気持は分かります。しかし、いつまでも滑走路に立っていたら、他の方が飛行機を降ろせません。離陸したら、すみやかに滑走路から出ましょう。

⑥使わない時は送信機のアンテナをたたむ
飛行機を飛ばし終わって次の順番が来るまでは、送信機のアンテナはたたんでおきましょう。アンテナに足を引っ掛けて曲げてしまったり、間違って送信機のスイッチをONにしてしまった場合でも、アンテナをたたんであると電波の放射効率が下がるので混信の被害が少なくなります。といっても絶対に防げる訳ではありませんので、あくまで混信は禁物です。

⑦お礼を言おう
最近、電動の普及により、新しい知識が必要になってきました。昔から「聞くは一時の恥」と言いますから、聞くのはかまわないのですが、教えてもらったらプィときびすを返すのではなく、必ずお礼を言いましょう。教えて頂いた一つひとつは何気ない知識かも知れませんが、その人にとっては苦労して習得した知識かもしれません。何も物やお金をあげなくてもいいですから、社会人としてきちんとお礼の言葉を言いましょう。
いかがですか?最近、どうも仲間がよそよそしいと感じているあなた!もう一度気持ちを入れ替えてみてはいかがでしょうか。 

最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」②~Uコンの思い出~(2009/11/13)

ラジコンのWEBショップにUコンの記事を書くのはいかがなものかとも思いましたが、昔話ということでUコンの思い出を少し書かせてください。

私が子どもの頃、ラジコンは高価な趣味でしたから、見ているのが精一杯で、とてもじゃないですがラジコン飛行機を飛ばすことは出来ませんでした。しかし、中学生になってからラジコンではありませんがエンジン模型にチャレンジする機会が出来ました。それはUコンです!

Uコンの正式名称はコントロールラインといいます。2本のワイヤーでベルクランクを通してエレベーターを操作して飛ばす模型飛行機のことですが、2本のワイヤーと手元の半円形のハンドルを合わせますとUの字に似ていることから、通常はUコンと呼ばれています。このUコンなら安い物で5~6千円で揃いますから、通常の中学生のお年玉で手に入れることが出来ました。

最初は09クラスのベビースクラッパーという練習機にFUJIの099というエンジンを付けて飛ばしました。この2サイクルエンジンは、エンジンの左右に排気口があり、マフラーも左右2個のマフラーをスプリングで繋いだ物でした。また、このエンジンの特徴はエンジン後方のバックマウントに赤い燃料タンクが付属していました。当時は燃料の品質が良くなかったせいか始動性が悪く、なかなかエンジンがかかりませんでした。夕暮れまで、必死になってエンジンをかけて、やっとかかったところで離陸したのですが、風にあおられて墜落してしまいました。

それからはお金のない日々が続き、当時電波社から出版されていた「Uコン技術」(季刊)を買って読むのが趣味になりました。とにかく、また飛行機を買うお金がないですから、本を読みあさることしか出来ません。おかげでプライマー、サンディングシーラー、タルク、ドープなどの塗装用語や、ブレークイン、プライミング、オーバーチョーク、フューエルハンマーなど、エンジン始動用語などすっかり覚えてしまいました。

それから半年くらい経ったでしょうか。中学校の校庭でUコンを飛ばしている音が聞こえましたので、必死に駆け寄ってみました。その機体はサワイのファイヤーバードJrでOSの19を積んでいました。操縦していた人は、連続宙返りや四角宙返り、四葉のクローバーなど、難しいマヌーバーをいとも簡単にこなしていました。これはすごい!子ども心に感動し、その方が模型の神様に見えました。

次の歳の正月が来て、またお年玉が入ると、早速Uコン機を買いました。もちろん私も同じファイヤーバードJrとOSの19です。ラダーが2つありエンジンが倒立なため、機首がスマートでかっこいいです。それまでUコン技術を舐めるように読んでいましたから、下手ながらも製作と塗装は出来ました。操縦も肱や手首を曲げないようにとUコン技術に書いてあったことを呪文のように唱えながら初飛行に望みました。

友人に手伝ってもらって離陸したところ、これがベビースクラッパーとは打って変わって操縦し易いんです。エンジンのパワーがあるのでテンションも強く、機体も大きいので風の影響を受けず安定して飛んでいます。エンジンの振動がワイヤーを通じて直接身体に伝わってきます!やがて燃料が空になってエンジンが止まり、かろうじて機体を壊さずに着陸しました。
「これだ!僕の求めていたものはこれなんだ!」
着陸してから冷静になると、心の底から喜びがこみ上げてきました。

ページトップへ