HOBBYWING FLYFUN 60A V5 ブラシレスESC
高性能で定評があるHOBBYWING社製のFLYFUN V5シリーズの60AタイプESCです。
リポ3セル(11.1V)~6セル(22.2V)まで対応で、大きなヒートシンクを備え、豊富な設定項目、異常時に対応する5種類のプロテクション機能があり、またプロポ上の操作でモーターの回転方向を逆転させるリバース機能を搭載しています。水上機でバックしたい場合や、ダクト機で着陸後に強いブレーキをかけたい場合などに利用できます。
逆転操作用のコードをスイッチに割り当てたチャンネルに接続し、そのスイッチを操作するとモーターはいったん停止した後に逆転を始めます。逆転開始後は通常のスロットル操作と同じようにスロットル位置に応じて回転速度は変化します。モーターがいったん停止しますので空中では操作しないで下さい。
スイッチによる回転リバース機能はブレーキタイプ設定が「Reverse」時のみ可能です。初期値は「Disable 」になっていますので「Reverse」へ変更してからご利用下さい。
BEC電圧を3段階(5.2V、6.0V、7.4V)に変更可能ですが、当店の実測では個体ごとに各設定値よりも+-0.3V程度のズレがありました。サーボや受信機の利用上は問題ありませんが、設定値通りの電圧にならないこと予めご了承下さい。
各種設定変更は設定音(モーターから聞こえるビープ音)を聞きながらプロポ上で操作する方法でもできますが設定音を聞き分けるのが結構難しいので、専用のプログラムボックスがお勧めです。プログラムボックス専用のコードがあるのでアンプを受信機につないだままでも設定変更可能で、アンプの設定値の状態も確認でき、ボタン操作とLED表示で分かりやすいです。
HiModel PROFESSIONAL、HOBBYWING FLYFUN、SKYWALKER用プログラムカードは利用できませんのでご注意下さい。
BECコネクターはツメなしですのでフタバ、JR、その他互換の受信機に接続可能です。
モーター側コネクターには4mmゴールドコネクターが半田付け済です。バッテリー側にコネクターがついていませんのでお使いのバッテリーに合うコネクターを別途ご用意して半田付けして下さい。
【 スペック 】
・電流値: 通常60A、瞬間最大80A
・リポ対応セル数: 3~6セル
・重量: 約76g
・本体基盤部サイズ: 69 × 35 ×18mm
オリジナルの英文説明書はこちら(PDF形式)
※説明書は英語のみとなりますのでご了承ください。ご不明な点はお尋ねください。
【 設定項目 】「*」は初期値
・ブレーキタイプ *Disable(無し)、Normal(レベル1~7まで設定可能)、Proportional(スロットルレンジの0-20%は停止状態でブレーキ強弱が変化、20-80%は通常の回転域)、Reverse(プロポ操作での回転方向変更が可能な状態)
・カットオフモード: *ソフト、ハード
・リポセル数設定: *自動認識、各セル数固定設定
・カットオフ電圧: Disable、2.8V、*3.0V、3.2V、3.4V、3.6V、3.8V
・BEC電圧: *5.2V、6.0V、7.4V
・スタートアップモード: *Normal、Soft、Very Soft
・タイミングモード: 0、5、8、12、*15、20、25、30度
・モーター回転方向: *CW、CCW
・Active freewheeling(スロットル操作に対してモーター回転をよりリニアに反応させる機能): *Enable、Disable
【 プロテクション機能 】
・スタートアッププロテクション: モーター回転開始時の回転速度異常時にスロットルポジションによりモーターを停止または自動リスタート
・ESC温度プロテクション: ESCの高温化時(110度以上)にモーターの回転を変化(stuttering)させて操縦者へ通知
・スロットルシグナルロスプロテクション: スロットル信号が0.25秒以上無い場合にカットオフを即発動
・オーバーロードプロテクション: プロペラ回転がブロックされたり、モーターが脱調するなどしてアンプの負荷が突然高くなった場合にカットオフまたは自動リスタート
・オーバーカレントプロテクション: 過電流が流れた際にカットオフ→リスタート、リスタート後も過電流が流れる場合は完全カットオフ
【 ご注意事項(必ずお読み下さい) 】
・フタバ製受信機を利用した場合にプロポで設定する送信方式について、FassTest 12CHモードはフタバ製デジタルサーボ専用モードでフタバ製以外のサーボで利用するとサーボが故障する原因になります。またジャイロやESC(アンプ)についても故障やスロットル半分の範囲しか動かないなど誤動作の原因になりますのでフタバ製以外のサーボやESC、ジャイロを利用している場合、プロポのモードは12CHモード以外(14CHや18CHモード)でご利用下さい。
アンプが故障、発火する可能性があるためサーボテスターを利用してアンプをコントロールしないでください
・アンプの設定初期値がメーカー公表値と違っている場合があるため、当店で確認、修正しています。このためいったん開封していますので予めご了承下さい。初期値はメーカーホームページ上で公表されており、説明書には記載されていませんので、このページ内に記載してある設定項目説明でご確認下さい。
・プログラムボックスを利用して設定する場合、プログラムボックスの貼られている設定項目説明のシールをFLYFUN V5用のもの(黄色い線の入ったシール)に張り替えてご利用下さい。(工場出荷時はカー用ESCのシール(青い線が入ったシール)が貼られています)
・プロテクション機能で必ずしもアンプが安全に守られるわけではありません。異常発生の状況によっては発動しなかったり、発動したとしてもにアンプが故障、焼損してしまう場合もございます。
・スイッチによる回転リバース機能はブレーキタイプ設定が「Reverse」時のみ可能です。初期値は「Disable 」になっていますので「Reverse」へ変更してからご利用下さい。
・回転リバース機能利用時はスイッチがリバース位置にあると警告音が鳴り、モーターが回転しませんのでスイッチ位置を戻して下さい。
・搭載されているスイッチング式のBECは構造上、多少なりともノイズを発生させます。このアンプにはある程度のノイズ対策が施されていますが、ご使用前には必ず地上にて距離テストを行って下さい。またアンプは受信機から出来るだけ離れた位置に搭載して下さい。
・アンプの対応電流スペックは十分空冷された状態での利用を想定されたものです。空冷されにく状態で機体内部に搭載されている場合は対応可能電流以下でも故障、焼損してしまう場合があります。
長いコードは受信機へ、短いコードはプログラムボックス用です
黄色いコードのみのコネクターは回転リバース機能利用時にスイッチに割り当てたチャンネルに接続して下さい