F4U CORSAIR GP/EP .46~.55 V2(電動リトラクトセット付)
PHOENIX MODEL(フェニックスモデル)のF4U CORSAIR(コルセア)GP/EP .46~.55 V2です。
エンジン、電動両方に対応できるEP/GPタイプの50クラスの機体です。
カラーリングがスケール感の高いプリントフィルムへ変更になりました。従来のフィルムタイプと区別するため「V2」としました。(メーカー提示の名称ではありません)
リトラクトがサーボ式から電動タイプに変更になりました。
付属する電動リトラクトコントローラー(R5209)は受信機から電源供給を受けるタイプですが、動作電圧がスペック上、6V~7.4V(リポ2セル可)となっています。
このためエンジン機の場合は6.0Vのニッカド、ニッケル水素または6.6VのLiFeを受信機電源に使用する必要があります。
電動機の場合でアンプのBECを利用する場合、BEC設定で6Vが選べれば良いのですが、5V設定のみの場合はスペックを下回ってしまいます。
ただし、当店でのテストではスイッチング式のBECの場合は5Vでもリトラクトが動作しましたので自己責任にはなりますがBEC 5V設定でも利用できそうです。心配な場合はアンプのBECを使わずに別途6V~7.4V電源をご用意下さい。
胴体はバルサ、べニア製フィルム貼りで、尾翼はバルサ製フィルム貼り、主翼は左右分割式でバルサ製リブ組フィルム貼り、カウルはグラス製塗装仕上げです。
バルサの板材裏面に曲線状に曲げても割れないように特殊な押し目加工がされており、曲線ボディが非常にきれいに表現されています。
コルセアの最大の特徴であるガルウイングもダイナミックに再現されており、さらにダンパー付きのリアルなリトラクトは実機と同じ90度回転型です。
一般的な50クラスの大戦機だと一体型の主翼を胴体裏面に取り付ける方式が多いですが、この方式だと主翼取り付け部分の胴体の強度が落ちてしまいがちです。 このコルセアの主翼は左右分割タイプで胴体の主翼型のスロットにはめ込む方式のため、胴体の強度を保ちつつ、主翼もしっかり保持されるという理想的な構造になっています。加工精度が良くないとこのスロット方式にはできないのでメーカーの技術力の高さがうかがえます。
各部の補強や接合部の接着も十分で強度の高いつくりなのであえて手を加えるところも見当たりません。
胴体上部のコックピット部分から前部にかけてすっぽりと外れるので電動化時のバッテリー交換も簡単です。
胴体内部にはロッドガイド用の透明チューブが通っていたり、サーボカバーの裏側にサーボ取付用のマウントが作られていたりと、製作しやすいよう配慮されており、説明書も英語ですが、写真と図解が多いので分かりやすいです。
エンジン用のプラスチックラジアルマウント、燃料タンク、モーター用の木製マウントが付属しますが、モーター用の木製マウントについては、RIMFIREという特定のモーターにしか合わないつくりになっているので、当店で販売しているモーターなどを搭載する場合は、ボルトマウントでの取り付けがおすすめです。
説明書の推奨リポは6セル(22.2V)4000-5500mAになっていますが、当店で販売しているモーターで4~6セルの組み合わせ例を掲載しました。地上高の関係上、プロペラは14インチまでにしたほうがよさそうなのでプロペラバリエーションの少ない例になってしまっています。
エンジンの場合、4サイクル50~70クラス、2サイクル46~.55クラスになります。
Youtubeに掲載されていた飛行動画(以前のサーボリトラクトタイプですが、形状は同じなので参考にしてください)
【 機体データ 】
スパン:1485mm
全長:1127mm
1:8 1/2スケール
機体のみ重量:約2650g(機体、ラジアルマウント、燃料タンクなど付属アクセサリも含みます)
コントロール:5~6チャンネル、5サーボ(エルロン2、エレベーター1、ラダー1、エンコン1)
※サーボはミドルサイズ(ベッドサイズ:33.5x16mm)になります。
Blue Arrow製やK-POWER製のミドルサーボを搭載する場合はサーボベッドを加工してください。
※引脚動作用に1チャンネル必要です。
【 付属品 】
引込脚、ステッカー、リンケージ部品、燃料タンク、ラジアルエンジンマウントが付属します。
※燃料タンク用のパイプ(プラスチック)は付属していますが、チューブは付属しませんので別途ご用意下さい
プロペラやエンジン、モーターは付属しません。 説明書は英語ですが、写真、図が多いのでわかりやすいです
PDF形式の英語説明書がこちらからダウンロードできます
【 電動化の場合のメカ組み合わせ例 】
※地上高の関係上、プロペラは最大14インチとして組み合わせています
[ 5セル(18.5V)利用の場合 ]
モーター
FSD FC5055-8T KV560
プロペラ
APC 14x8.5E
アンプ 60Aクラス
HOBBYWING SKYWALKER 60A ブラシレスESC
Sunrise Model 60A PRO SBEC 6A ブラシレスESC
バッテリー リポ5セル(18.5V) 4000-5500mA
リポバッテリー 5セル(18.5V)
[ 6セル(22.2V)利用の場合 ]
モーター
FSD FC5065-6T KV430
プロペラ
APC 14x10Eまたは
APC 14x12E
アンプ 80Aクラス
Sunrise Model 80A PRO SBEC 6A ブラシレスESC
バッテリー リポ6セル(22.2V) 4000-5500mA
リポバッテリー 6セル(22.2V)
【 必要延長コード(サーボ側コード長が約30cmの場合) 】
・エルロンサーボ用主翼側 30cm×2本(サーボ設置位置からコード取り出し口まで約46cm)
・エルロンサーボ用胴体側 2チャンネルエルロンの場合15cm×2本、1チャンネルエルロンの場合Y字コード15cmx1本
・電動リトラクトのコードが長いのでコントローラーと直接接続できますが、コントローラー側にも延長コードを入れたい場合はFUSE コード付JSTタイプコネクター(メス)とFUSE コード付JSTタイプコネクター(オス)を半田付けして繋げるなどしてJSTコネクターの延長コードを作って下さい。
エンジン、エレベーター、ラダー用サーボは受信機付近に設置するので延長コードは不要
【 ご注意事項(予めご理解、ご了承下さい) 】
・掲載されている商品画像は当店初期入荷時のロットのものです。メーカーでの改良、変更等で機体構造、部品、カラーデザインの一部が変更になっている場合がありますので予めご了承下さい。 付属説明書についても変更点が反映されていない場合がありますのでご不明な場合はお問い合わせ下さい。
・説明書12ページにあるメインギヤにホイールを取り付けるためのる丸いプラスチック部品は付属しません。
現在はプラスチック部品を介さずに直接メインギヤシャフトにホイールを取り付ける仕様に変更されてます。
・電動リトラクトは機体搭載前に必ず動作確認をしてください。また動作させる前に回転するネジ部分にCRC556などの潤滑油を吹き付けて下さい。また潤滑油は定期的(30フライト毎程度)に吹き付けて下さい。
電動リトラクトの構造上、引込脚スピードにムラがあったり、左右の引込脚スピードが異なる場合がありますので予めご了承下さい。
・頻度に個体差がありますが、電動リトラクトは動作途中で止まってしまう場合がありますので、止まった場合は再度動作スイッチを操作して下さい。
・電動脚の出し入れのタイミングをリバースしたい場合はコントローラーに接続しているコネクターのプラスマイナスを逆にして接続し直して下さい。
・主翼を固定するネジはしっかり締め、特にエンジン機の場合はフライト毎に確認して下さい。固定用のアルミ板に穴を開け、胴体側にツメ付きナットを入れて固定用のネジを追加することもおすすめです。
・防火壁凸部のラジアルマウント取付穴は2サイクルエンジン取付を前提とした位置で斜め45度にエンジンがつくようになっています。
4サイクルエンジン取付の場合、いったん2サイクルエンジンと同じように斜めにラジアルマウントを取り付けて、仮り載せし、搭載可能かどうかを確認して下さい。 搭載が難しいようなら、倒立位置に合わせて穴を開けなおし、ツメ付きナットもいったん外して新しく開けた穴に移動して下さい。
スペースの関係で防火壁凸部裏側にツメ付きナットが入らない場合は通常の六角ナット、ワッシャーをご用意頂き貫通したネジを固定して下さい。
・FSD 50シリーズモーター搭載の場合、ダミーエンジンの一部にモーターがあたってしまうため、干渉する部分のダミーエンジンはカットして下さい。
・付属のモーター用木製マウント、アルミ製のスタンドはRIMFIREという特定のモーター用にサイズ調整されたものですが、当店ではRIMFIREモーターの取り扱いがございません。当店推奨のモーターを取り付ける場合は、サイズが合わないため利用できません。
・当店推奨のモーターを取り付ける場合、角度調整や取付スペースを取らないボルトマウントセット(M4 x 80)がおすすめです。ボルトを防火壁に貫通させる際、内側から外側へボルトが通る(ボルトの頭が胴体内側にくる)スタイルのほうが取付作業がしやすいです。
・防火壁に取り付けられている四角いマウントにサイドスラスト、ダウンスラスト用の傾きがついていますので、この傾きに底面が平行になるようモーターを取り付けて下さい。 なお、この傾きがついた上でモーターのシャフトがカウルの中心にくるよう位置調整をして下さい。
・スピナーはスケール的にスピナーナットタイプになります。
・プラスチックのダミーエンジンを取り付ける際、実際のエンジンのシリンダーがある部分はダミーエンジンの隙間を切り抜いて空冷できるようにして下さい。モーター搭載の場合も空冷されるよう隙間の一部をカットして下さい。
・モーター仕様にした場合、シャフト部の長さの関係で、プラスチック製のダミーエンジンにモーターの一部があたってしまい、ダミーエンジンを大きくカットする必要があり、取り付けられない場合があります。
・製造時に出来た木部の軽微な割れ、欠け、接着剤の垂れ跡などがある場合があります。飛行には影響が出ないレベルですが気になる場合は必要に応じて補修して下さい。
・説明書中にある複数のリンケージロッドをまとめるメタルジョイントはプラスチック製のジョイントに変更されています。強度的には問題ありませんが、ロッドを固定するネジを締めすぎるとネジ穴がなめてしまいますのでご注意下さい。
・輸入品のため、外箱に傷、凹み等がある場合がありますが、当店でいったん開封して問題ないことを確認しています。
・プリントフィルムの合わせ目、端部分などが剥がれてめくれてくる場合がありますので透明系の接着剤で接着して下さい。
・機体に使われているプリントフィルムはプリント面がシンナーで溶けてしまう場合があるため、ウレタンクリアーなどシンナーを含むものは使用しないで下さい。 アルコールやグロー燃料で塗装が溶けることはありません。
・プリントフィルムは印刷のズレ、歪み、濃淡等がある場合がありますのが飛行に影響のない不具合については保証対象外となりますので予めご了承下さい。
・シートヒンジ用の穴が予め切られて切られていますが、かなり雑でセンターが出ていない、大きく切りすぎている場合などがありますので予めご了承下さい。
センターが出ていない場合は別な場所にあらためてカットし直して下さい。
・手作業で製造されているものであること、またフィルムの張力差異や製造時の湿度状況等により動翼、尾翼、主翼、胴体等に歪みが発生している場合がありますので予めご了承下さい。歪みによる影響はトリム等での調整をお願い致します。
・塗装の品質が良くなく、塗装されたプラスチックパーツについては部分的な濃 淡の違い、一部塗装剥げ等がある場合があります。またカット時に塗装が剥が れる場合がありますので、気になる場合は塗装補修をして下さい。塗装面の 問題については保証対象外となりますので予めご了承下さい。
※リトラクトは以下のように90度回転します
※※以下の画像は以前のサーボリトラクト仕様の機体となりますが、基本的な構造は同じなので参考にしてください
部品等が異なりますので、詳細は上部掲載の説明書をご確認ください